FBIと公安に愛される私

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〜安室〜



僕1人でAさんを助ける予定だったのに


何でこの男までここに




しかも、白昼堂々イチャつくなんて




安室｢そろそろ帰りませんか。僕も送りますので」


｢そ、そうですね！」


沖矢さんから離れたAさんの顔は真っ赤でかなり動揺していた




ーﾑｶ




昴｢顔引きつってますよ((ｺｿ」


安室｢気のせいですよ」


誰のせいだ。誰の




沖矢さんへの当てつけのようにAさんの手を握った



｢あ、安室さん？」


安室｢嫌でしたか？」


｢いえ、別に…そういうわけじゃ……昴さん！？」



対抗してくるかのように沖矢さんまで手を繋いだ



昴｢嫌なら離しますので」




彼も僕と同じことを考えているのか




そういう言い方をすればAさんは絶対断ったりしない




｢でももう少ししたら離して下さいね」



安室｢はい」
昴｢ええ」




これは大通りに出るまではこのままでいい、ということか



安室｢そういえば今日観た映画続編あるらしいですよ。今度は2人で見に行きませんか」


｢私、怖いの苦手なんですけど……」



安室｢知ってますよ？」


だから誘ってるんだし


ホラーシーンのたびに肩をビクつかせる姿は可愛かった



昴｢でも人が死ぬシーンは平気でしたよね？」


｢私…お化けとか得体の知れないものがダメなので」



殺人鬼もぶっちゃけ得体の知れないものなんだけどな


自分都合で人を殺す奴なんて、幽霊よりも怖いと思う


ちょっとズレた価値観もAさんの可愛い(いい)とこなんだけど

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