おくすり飲めたね ページ43
・三郎
二郎の野郎は学校が終わって、そそくさと帰ったけど
僕は 体調を崩しているAに 必要なものを買いに行ってから 帰宅した。
Aのところに行くと、Aが二郎の元を離れ、僕に抱きついてきた。
何とも言えない優越感に浸る。
ふっ、あの 二郎の 悔しそうな顔。
A「さんちゃ〜ん、おそいよ〜。」
三郎「ごめんね、買い物してたんだ。」
A「えー？何買ってくれたの〜？」
三郎「解熱剤とかいろいろね、」
一郎「おう、三郎買い出し悪かったな。
飯できてるぞ、早速食べるか！」
三郎「いち兄！遅くなってしまってすみません。ほら、A、ご飯食べるから椅子座ろうか。」
Aをお姫様抱っこして、食卓の椅子に座らせた。
僕達のご飯は、オムライスで、
Aのご飯はおかゆだった。
A「いいなぁ、Aもオムライス食べたかったなぁ。おかゆ美味しけどさ。」
口を拗ねらせてつぶやくA。
一郎「喉痛くて通らないだろ？
風邪治ったら、食べような！」
A「うんっ、ねえねえ、お粥熱い。
さんちゃん、フーフーして？」
うぐっ、かわいい。
僕はAに お粥を冷ましながら食べさせた。
一郎「A…もう高校生なんだから自分で食べろ。」
A「いち兄のお粥最高に美味しい！ありがとっ！」
一郎「おう！…ほら、暖かいスープもあるぞ！」
スープを掬って、食べさせてあげるいち兄…。
幸せそうに食べるAにイチコロであった。
二郎「風邪ひいてても食欲はあるんだな…」
・
夜ご飯も食べ終わって、ゆったりしている。
一郎「A、薬飲め。」
A「うっ、薬いやだ。飲みたくない。あー！しかもそれ、苦いやつじゃん。」
一郎「明日、寂雷先生のとこに行ってちゃんとした薬もらうけど、いまはこの市販のやつで我慢してくれ。」
A「え〜、やだぁ、苦い、飲めない。」
一郎「仕方ねえなあ、三郎、アレ買ってきたか？」
三郎「はい！もちろん買ってきました！」
一郎「よし、これなら飲めるだろ。」
Aは薬が苦手のため、風邪をひいた時は
この秘密兵器が必須となる。
二郎「子供用のおくすり飲めたね…いちご味。」
スプーンにおくすり飲めたねと粉薬を乗せてAに薬を飲ませる。
A「んー、いちごだぁ。」
Aは風邪をひくと精神年齢が幼くなるけど、それがとてつもなく かわいすぎるんだよな。
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nami(プロフ) - とても癒されるお話でした！続編とても楽しみにしています！ (2021年3月31日 21時) (
レス) id: a434e8b85e (このIDを非表示/違反報告)
しらす - ギャルネキ最高!!一生着いてく!! (2021年1月27日 17時) (レス) id: 25950665d2 (このIDを非表示/違反報告)
四津華 - 可愛い！夢主可愛い！癒しです！私は、乱数達の絡みが見たいです！ (2021年1月6日 13時) (レス) id: 5b70a602e9 (このIDを非表示/違反報告)
ももここ - とても癒され、すごくほっこりしました！私も左馬刻様達との絡みが見て見たいです！ (2020年10月6日 0時) (レス) id: e0fe9ea966 (このIDを非表示/違反報告)
癒し系猫 - リクエストします!!!無理かもしれませんけど、ヨコハマのM.T.C.との絡みお願いします！ (2020年8月7日 23時) (レス) id: 5f340e67e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：T推し。 | 作成日時：2019年11月29日 17時
