イタズラおねだり─6 ページ13
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有岡くんに連れて来られたのは、豪勢に型造られた組長室だった。
それまでの道のりで有岡くんに恭しくお辞儀をする若手の奴らがいたんだけど、俺にはほぼ全員が睨んできた。
……もしかして俺、嫌われてる？←
ar「組長、高木をお連れしました」
ドアをノックして有岡くんが開いた先には、どっかりと座ったまま窓の外を見る組長の姿が。
「高木です。お呼びでしょうか」
「おうおう、よく来たな。有岡は外で待っていてくれるか」
ar「畏まりました」
無駄のない動きで扉を閉めた有岡くん。
……残さないでほしかった。
ここで怪しまれたら何もかも終わりだ。
頼れる光くんも今はいないし、嘘を吐くにも顔に出るしなぁ。
「高木。単刀直入に命令する。『蜂』の護衛を頼みたい」
「『蜂』、ですか」
まさかこんなに早く『蜂』に近づけるとは予想だにしなかった。
でも護衛って。
強いんじゃねぇのか？
「『蜂』のことは知っているか？」
「聞いたことならあります。噂ですので、まさか実際に存在するとは」
「馬鹿な。『蜂』はな、ここの二代目だ」
二代目だという情報は、光くんから仕入れ済みだ。
組に入った者
──下っ端は裏切る可能性が高いとして伝わることはない──
しか知らされることはないらしい。
じゃあなぜ、入って二日にも充たない俺に。
「二代目……俺の息子だ」
「ご子息でしたか」
組長の息子を護衛って、重大な役目なんじゃねぇか。
潜って早々ダメージがデカい。
「あいつは、ここには滅多に帰ってこない。一人の親として心配なんだ。性格上、敵を作りすぎてしまった」
「……はぁ」
「そこでお前に、数日だけ護衛を頼みたい」
実は今度、二十歳の誕生日にパーティーを開くことになったらしい。
渋々来ることを決めた『蜂』だったが、そこで狙われることもあるだろうと、意図的に俺を指名した。
「直ぐにとは言わない。是非考えておいてくれないか。命令ではあるが、まだ慣れるのに時間もかかるだろう」
「……承知致しました」
潜りとしては確実に良い方向に向かっている、と考えていいのか？
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柊(プロフ) - (名前)おかかおにぎりさん» すみません。出来ません。 (2021年3月7日 0時) (
レス) id: 9a230f5c32 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)おかかおにぎり(プロフ) - パスワード知りたいです (2021年3月6日 17時) (レス) id: 553748be50 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - シキさん» はい！お願いします (2019年8月11日 0時) (レス) id: 4345af9d4a (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - 分かりました。できるの楽しみに待ってますね！ (2019年8月11日 0時) (レス) id: ee98d10428 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - シキさん» コメントありがとうございます！この裏は作っている状態ではありますが、未だ納得のいっていない状態ですので、このお話が完結したら続きとして書いていこうと思っています。なのでパスをお教えできません。すみません！ 今後も楽しんで読んでいただけたらと思います！ (2019年8月5日 7時) (レス) id: 4345af9d4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊 | 作成日時：2019年6月23日 14時
