婚姻届を書いてください!!【太宰治】

6話 ページ8

『泉鏡花救出作戦』

今は探偵社に入り浸っているけど
勿論良くない事に決まってるよね。


｢探偵社員じゃない君に意味はあるのかい？｣


そりゃ深い意味しかありませんが……

『私の仕事はね、他の人とは違うんですよ。

横浜の治安を守ること


唯の代理人(エージェント)じゃないの。』

だからたった一社員のせいで
組織戦起こされたら困るんですよねー。


書類を書かされる此方の身にもなって下さい


｢ふーん、
其れ種田長官にでもバレたらどうなるのかい？｣



『頭叩かれます』


種田長官のチョップ本当に痛いんだからね!?



「……それだけ？」


えっ、これ以上に重い罰あります!?


『これだけですけど…』


「君……凄いね」

なんかよく分からないけど
愛しの人に褒められるって気分がいいね！


『てへへ』

「所でさ、何で泉鏡花の存在を
知っているんだい？




君は探偵社内で見たこと無い筈だよ」


そりゃ、
『安吾くんの資料を読みましたよ〜』

35人殺しでしたっけ？









私の方が圧倒的に凄いかな。

「特務課だからか、成程。」


そういう賢いところも好きです


『実を言うとね、

しょうもない事で希望を捨てる子を
助けたいと思うんですよ。


たかが35人で何？


ねぇ、そう思わない？
元ポートマフィア幹部の太宰さん。』



「君、何で其れを知っているんだい…？」



嗚呼、貴方に纏わるデータは全て
何故か消去されているのに、ってこと？

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