婚姻届を書いてください!!【太宰治】

12話 ページ14

太宰side


「やぁ、安吾！
元気そうじゃないか！」


先日振り、だねぇ。元気そうでよかったよ。




だって、脅し甲斐が有るよね
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敦side

「取引……？」

そういや最近の太宰さんの様子、
可笑しかったなぁ。


こんな事が予め起きると分かっていた、とか？





真逆ね、

流石の太宰さんでも未来は分からないよね……


「童、鏡花を頼む。

恐らく太宰は政府の隠されし異能力者
と話でもしたのだろう。
だが、相手の要求は分からぬ。」

この数日間、太宰さんが携帯会社を
駆け回っていたのはその為？


政府の異能力者……
太宰さんの知り合い？


若しかしたら、

「金髪ストレートの美人さんですか？」



来なくなった途端、
太宰さんは奇妙な行動を始め

組合が来た途端、
何かを諦めたかのように過ごしていた



もし其れがあの女性の所為ならば…………


「さぁな。私も分からぬ」







虎の耳は人間とは違う。

それを駆使すれば相手が五大幹部と
言えども嘘をついているか位は
見分けられる。


普段よりほんの少し上擦った声から
何かを知ってる事は推測出来る。



でも僕にはそれを聞き出す術が無い。





しかし、新たな情報は聞き出せた。

あの女性がこの戦争の重要人物だ








彼女がもし態とこの戦争を起こしたなら
溺愛している太宰さん率いる探偵社を
危機には晒さない筈だよね！

この前ポートマフィアでは無い
とも言っていた。



彼女は何者？
そもそも異能力者？



何も分からないんだ。








そして太宰さんも
何も分かって居ないんだ

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