118second ＮＯside ページ27
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「緑…？あぁ彼も保健室の治療で間に合うそうだ。
それから過来A…、彼女も個性の過剰使用による感覚鈍麻。
だが、それについては必要な休養をすれば問題ないとのことだよ。大丈夫。」
塚内警部の言葉にクラス全体の表情が少し綻ぶ
…そんな中一人の生徒が塚内警部に１つ、追加で問う。
轟焦凍だ。
「…過来も保健室にいるんですか？」
「…いや、彼女は事情があってね。
イレイザーヘッド、１３号が運ばれた総合病院の方で休んでもらってる。」
「そうですか…」
轟は少し会釈をして質問に対する回答に感謝の意を示すと
小さく「なら、大丈夫か。」と懸念材料を脳裏から払拭した。
というのも、彼は彼女の体調不良の原因の一端には
以前、たまたま居合わせた食堂のマスコミ騒動の時のように
なにかしらの持病のようなものがあるのではないか。と気にしていた。
それならば常備薬と思わしきアレを服用した方がいいのではないか。
それを先生方は把握しているのか。
クラスメイトとして、というよりは
ヒーローを志すものとして必要最低限の心配はしていたのだ。
しかし病院に運ばれたならその辺りもわかるはず。問題は無いだろう。
Ａ組１９名は警察、教師陣の指示に従い
行き道と同様に迎えに来たバスに乗車し、校舎を目指す。
バス内には１９名の生徒のみではなく
襲撃後ということもあり、担任イレイザーヘッドに代わり
プレゼント・マイクが乗車していた。
当然、最後に過来を託した相手であることもあり
軽く状態は聞き及んでいるとは言え、より詳しく知っているのではないかと
誰ともいわず、数名の生徒に過来の状態について追撃のように質問された。
聞かれた側のプレゼント・マイクは
心配し過ぎだと思う一方で、彼女の過去と脆さの一片を知る人間として
少し多すぎるくらい、優しすぎるくらい
気にかけてもらった方がアイツにとっては良いのかも、とも思っていた。
「というか、先生って過来と仲いいの？全然タイプが違うけど」
「授業とかではそんなイメージなかったけど…？」
芦戸と葉隠が日常の風景を思い浮かべながら問う。
その疑問に本人が答えるより早く、別の人間が話に介入してきた。
「私から見るとプレゼント・マイク先生より、相澤先生と親密な印象だわ。」
そう言ったのは蛙水。
彼女は主犯格と過来が対峙した瞬間に立ち会い
その時の過来の様子が普段と違っていたこと、彼女が何のために無茶を続けたのか
その答えを知る１人だった。
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睡-ｽｲ-(プロフ) - カナデさん» ありがとうございます。夢主の性格に合わせてなるべく繊細に、熟考した様子を描ける様に心がけているので感想とても嬉しいです。明日(本日)2話あげる予定なので楽しんで頂けたら幸いです。 (2022年11月10日 1時) (
レス) id: ab84331ee7 (このIDを非表示/違反報告)
カナデ(プロフ) - やった！！更新だ！！！ありがとうございます！！五臓六腑に染み渡る…睡さんの書く話は心理描写が細かくて…あと日本語が綺麗（？）です。これからも応援してます！ (2022年11月8日 14時) (レス) @page43 id: d6342d80f2 (このIDを非表示/違反報告)
麗紅花(プロフ) - はじめまして。最初から読ませてもらいました！とても楽しくて面白かったと思いました。特に夢主のおっしゃる事や性格、個性、シリアス感がと出ていて読むのが楽しかったです。更新頑張ってください！！応援しています。 (2020年9月14日 1時) (レス) id: b338802f9d (このIDを非表示/違反報告)
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