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スクールバックに適当に投げ込んだ卒業証書
配布された紙袋に入れた卒業アルバムと紅白饅頭。
雄英に入ったらきっと勉強
中学のように頬杖ついてボーッと聞き流して終わるような授業じゃなくなるな。
そう思ったら話が進まずちゃんと解散もしないまま
無法地帯のように他クラスも入り乱れたこの空間…
それを流すように頬杖つく時間も貴重なものなんだろうか。
「過来さん！」
「そうでもないな、結局興味が湧かないや。」と思いながら
退屈すぎて眠気まで来たところで声をかけられる。
「どうしたの、緑谷くん。」
その手には先程私が取ってきた紅白饅頭の箱。
そうか、そういえば緑谷くんはうちのクラスの出席番号後ろから２番目か
気が付けば先生はやっと配布を再開したようで残る３名分の紅白饅頭も配られたらしい
緑谷くんは受け取って、席に戻る途中で声をかけていた様子
ついでに、３人目…クラスの中でも最後の１人が紅白饅頭を受け取った
皆に配り終えた担任はザワつくクラスにも響くように大きめの声で
なんか色々と語って、最後に「卒業おめでとう！」と言って話を締めた。
待ちくたびれた生徒や、親が待ってるー！と焦って走り去っていく生徒
クラスメイトや他クラスの友人と「写真撮りいこー！」と去っていく生徒など…
「元気だなぁ…」
緑「あはは…確かに。最後だとは思えないくらいいつも通りだもんね」
「うん…。それで…なに？」
緑「ああ！そう、過来さんヒーローコスチュームの被服控除どうする？」
「私コスチュームにこだわり無いから…
身体情報と、指先が開いてる事と収納、あと補助の暗器機能とだけ書いた」
緑「え！？そうなの…！」
「…なんで驚くの？」
緑「いや…女の子ってそういうの気にするのかなって…」
「別に…気にしないかな」
女の子ってそういうものか、「気にした方がいいのかな…」と呟いたら
「ごめん！別に気にしろ、とかじゃなくて…その…」と
何故か分からないけど身振り手振りで彼が慌てている
話しながら私も席を立ち、緑谷くんは荷物を纏めて一緒に教室を出た
雄英入学の書類手続きについて色々話題もあったので話しながら歩いていたら
正面から「出久！」と確か緑谷くんの下の名前を呼んでいる声がした
二人揃ってそちらに視線をやるとそこには緑谷くんと似た女性
たぶん彼の“お母さん”
笑顔を浮かべてコチラに向かってきている、その人はとても、優しそう。
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睡-ｽｲ-(プロフ) - あるとさん» わわっ、ありがとうございます！！アニメに居そうなキャラクターにしたい一方で固まったビジュアルをキープするのが作者として楽しくも難しく…。大人になりたくとも成長できずにいる彼女を好いてくだされば作者冥利につきます！ (2020年7月9日 17時) (
レス) id: deb52841c7 (このIDを非表示/違反報告)
あると(プロフ) - 書きたいことはまとまっていませんが書きます。主人公の冷静さ。冷めているようで好奇心はしっかりとある。年相応……とは言えずとも、どこか冷酷になりきれない。そんなキャラクター性に興味を惹かれました。今後の物語の展開を楽しみにしています。 (2020年7月9日 11時) (レス) id: ac43156437 (このIDを非表示/違反報告)
睡-ｽｲ-(プロフ) - いたちょこさん» お返事が大幅に遅れてしまい申し訳ありません。主人公の内面が良く伝わっているのであれば書いている甲斐があります。じわじわと更新する形になるでしょうがよろしくお願いいたします。 (2020年5月14日 18時) (レス) id: 4d796a00d6 (このIDを非表示/違反報告)
いたちょこ(プロフ) - とても面白くて大好きです！主人公の気持ちが凄く伝わってきます。こういう書き方は尊敬しかないです。素晴らしい作品を読ませて頂き、有難う御座いました。これからも頑張って下さい！ (2020年3月1日 20時) (レス) id: 3485aa3116 (このIDを非表示/違反報告)
睡-ｽｲ-(プロフ) - カナデさん» 評価を作品の完結後にやりたい、という話も耳にしますがその場合章ごとの評価はされないのか…とか思ってしまうんですよね…。それか評価でなくてもコメントでここはこうで良かった、こうの方向での話も見たかったなどが聞きたくて…カナデ様の言葉すごく嬉しかったです (2020年3月1日 17時) (レス) id: 3400204ee2 (このIDを非表示/違反報告)
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