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その子と話していたら大通りから機械による騒音と人の騒ぎ声
とにもかくにも、急にうるさくなった。
何事かと思いつつ私も女の子も大通りに出ると騒ぎの元凶とご対面
「ひっ…」
隣の女の子が思わず恐怖を、声を漏らした。
普通ならまぁ当たり前、飄々とそれを見上げているのは私くらいか。
にしても、何メートルあるんだ？コイツ
街中のビルより大きく、説明通り「所狭し」ってやつだ。
「ね、ねぇ！逃げよう！？」
女の子が服をグイグイと引っ張ってくるが、私はその手を上から掴み、
「逃げたら、誰か死ぬんですよ？」
「え…」
「誰かがやらないと、誰かが死ぬんです」
「だから、壊そ？」
その一言を告げると目の前の女の子は顔面蒼白、その目は確実に私を畏怖していた。
イカれてる？結構
だって、本当の話でしょう？
だから、誰かのために死んだんでしょ？
ね、お母さん、お父さん
私はそんな馬鹿にはなれないけど、死なないで壊すよ
「先に逃げた人達の中で物理攻撃力のある人間を連れてきてくれませんか？
さすがに１人で壊すには時間もかかるし、私じゃ火力が足りないので…
この巨体だとだいぶ滅多打ちにしないと崩れそうもないので。お願いしますね。」
「めっ…！？ いや、少しの間とはいえアレ１人で相手にするの！？」
「いや、相手にするというか一方的に壊します。」
「淡々と言うけどあのサイズを！？葉っぱなんかで壊せないって！！
それに今だってドンドン…！あの巨体であの速度で迫ってきてるって言うのに…！？」
「ん、だから植物は使いません。それに私相手じゃ速度なんて関係ないので」
「なにいって…」
やらないなら別にそれでいいのに
グダグダとずっと否定だけをするこの子に少し鬱陶しさを感じ始めた。
やらない人間が、できない人間が「しようとする」人間を否定したり揶揄するのが嫌い。
「分かってくれなくていい、私がやるだけなので。」
「え…」
「“人間はつねに、自分に理解できない事柄は何でも否定したがるものである。”
フランスの哲学者“ブレーズ・パスカル”が遺した言葉
要はそういうこと
そんな理屈、理解できないんですよね、だからその成功の可能性を否定する。
それは当たり前だし、当然です
ただ、ガタガタ言ってる暇があるなら出来ることしません？
仮にもヒーロー志望でしょう
逃げて逃げて、何ができるんですか
どこに行き着くんですか？シャンとしましょうよ」
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チョコ&ピーナッツ(プロフ) - うわわわ…！！紹介して頂き本当にありがとうございます！！私もこちらの作品が大好きです！！もう睡様には頭が上がりませんね…！イラストもお上手で小説も面白い…！！尊敬します！！更新頑張って下さい！！ (2019年4月27日 18時) (
レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
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