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一昔前、それこそ個性がないのが当たり前の時代に
「特定外来生物」っていうのに制定されてた海外から入ってきた植物。
大繁殖する性質を持っていて除草指示が出るほどのものだったらしいよ
「なに…これ…。」
ボソリと女の子が呟いたのでチラッと視線を向けて一言。
「ウリ科の植物、アレチウリ。」
そういうのと同時にアレチウリから星型のような花が咲き
急速に枯れた後に白い棘に覆われた実が成る
昔のアレチウリは花も実も小さく１cm程度のもので
そのサイズに合わせた細く鋭く、短い棘だったけど…
この超常社会に人間以外も進化を
アレチウリもその１つ、しかも現代では個性による生物への影響を実験する施設もある。
まぁ、そういう色々な要因のおかげで私が咲かせた
棘が生えきったのを確認してスグに種の状態に戻す。
種が私の手元に戻ってくる時には仮想敵はボロボロ、まさに蜂の巣だ。
私が倒した仮想敵が崩れる音と一緒に、私の背後から同じ音がした。
振り返ると先程の女の子が触れていた仮想敵が崩れ落ちていた。
よく見ると仮想敵たちは何ヶ所か茶色くなっていて、そこから壊れていったらしい。
「私の個性なんです、酸化させる個性。」
仮想敵を凝視している私を見てか
私が腕を掴んだままだった女の子は腕を離すと、ペコリと一礼してきた
「助けてくださったんですよね、ありがとうございました」
私はそんなご立派な理屈で来た訳では無いんだけど、まぁ好きに捉えてくれればいいか。
酸化させる、ということはこの茶色いのは…錆か。
「私何するにもトロくて…既にポイント少なすぎて、合格できそうもないんです。
でも、やるだけやって落ちよう！って…
それで人の少ないところ狙ってたんですけど
そしたら背後とられてたみたいですね…全然気がついていませんでした。」
ビックリしちゃいました、と言いながらタハーッと頭をかいて笑いとばす女の子
それを聞いてどんな顔をしていいのか分からなくて、とりあえず話に耳を傾けていたが
女の子は合格できないであろうショックでもなく少し興奮したように
「貴方の個性、すごくかっこよかったです！」
そう、凄く綺麗な目で言ってきた。
純粋なその目に反論する気も起きなかったけど。
でも
緑谷くんも貴方もそう言ってくれるけど…そんないいものじゃないのに。
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チョコ&ピーナッツ(プロフ) - うわわわ…！！紹介して頂き本当にありがとうございます！！私もこちらの作品が大好きです！！もう睡様には頭が上がりませんね…！イラストもお上手で小説も面白い…！！尊敬します！！更新頑張って下さい！！ (2019年4月27日 18時) (
レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
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