#30心配 さとみside ページ32
さとみside
心配なんだよ、お前のことが。お前絶対、自分がかわいいって自覚してねーだろ。
本当は、会わせたくなかった。メンバーの5人に。でも、俺どころか、すとぷり全体の進退に関わるような事件だったから、会わせるしかなかった。
すごい短いスカートみたいにして、ころんのトレーナーを着て風呂からあがってきたときはまじでびびった。ここにいるの、全員男なんだぞ。・・・ころんの匂いだ。
みんなに牽制する意味も込めて、「妬ける」って正直に言った。そんな格好、俺以外に見せるなよ。
「ーーーいや、俺あいつの兄貴だよ！？」
Aはもうぐっすり眠っていて、もう寝るか、って話になった。いや、おかしいだろ！？みんなのことを信用してないわけじゃないけど、やっぱり不安になる。
る「僕たちを信用してください！ジェルくんとかならまだしも、僕は柔らかいベッドで眠りたいだけです！」
ジ「おいるぅと！俺だって柔らかい女の子と眠りたいだけやって！」
・・・ジェルがじゃんけんに勝ったら、殴ってでもそれを阻止しよう。
「わかった。信じる。」
仕方なくじゃんけんをする。
こ「あ！僕勝った！！」
な「やった！俺も勝ちーー！！」
なーくんところんか・・・。ころんとAはなんかあったみたいで、気まずい空気になってるようだが、ころんは女関係のことになると、・・・信用できない。
ころんに釘を刺しておく。Aのあどけない寝顔を遠目に眺める。ほんとに、今まで襲われなかったのが奇跡みたいに無防備で、みてるこっちがハラハラする。
「・・・寝るか」
考えてもしょうがない。早く、早く朝になれ。
翌朝、莉犬にお姫様抱っこされてAは食卓についた。誰が起こしに行くかのじゃんけんで、俺はまた負けた。
朝ごはんを食べ終えたAが俺の隣にちょこんと座った。それが、嬉しかった。Aがキョロキョロして、ころんはどこかと聞いてきた。
「あー、なんか動画撮ってるっぽい。動画のストック減ってきたからって」
そういうと、Aは明らかにほっとしたような顔をした。なんだ？何か、あったのか。
るぅとが食いついてきて、一緒に問いただすが、Aはなんもない、との一点張り。じゃあ、さっきの表情はなんだったんだよ。
ころんがきた。Aの顔に浮かんだ一瞬の驚きと、その後の寂しそうな表情。
・・・なんなんだよ。なんで俺に、嘘つくんだよ。
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Mona@イキり同盟(プロフ) - 初コメ失礼します！のりさんの小説は、良い意味で暗い感じがシリアスで面白いです！これからも体調に気をつけて更新頑張ってください！(*´ω｀*)長文失礼しました！ps'因みにイキってないです(笑) (2020年3月31日 20時) (
レス) id: 24e03cbe5d (このIDを非表示/違反報告)
じんじん(プロフ) - 続編おめでとうございます！莉犬くんの活躍楽しみにしてます♪ (2020年3月31日 16時) (レス) id: ddfea8250b (このIDを非表示/違反報告)
れもん - 続編楽しみです！毎話面白く、毎日この小説を読みに来てます！ (2020年3月31日 14時) (レス) id: 0d4cdffdc2 (このIDを非表示/違反報告)
*紫月璃優*(プロフ) - 続編おめでとうございます！！続編も頑張ってください、楽しみにしてます！！毎回この作品通知に来てないかなと五分に1回程度は見てしまうほどこの作品愛してます！！w (2020年3月31日 9時) (レス) id: 0df71cded5 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - 毎回楽しみにしています。さとみくんの切なさに涙が出そうです。。 (2020年3月30日 18時) (レス) id: 5916594f72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のり | 作成日時：2020年1月7日 12時
