いちごたちの宝物 ー悪いけど、譲る気ないよ？ー

#17みんなの反応 ページ18

「「「「「「え！！！？？？」」」」」」








え！！？？なーくん本気で言ってる！？私が出演！？他のみんなも同じことを思ったようで、





莉「なーくん本気！？」






る「りすなーさんたちはなんて反応するか・・・」






ジ「まあ俺は別にええけどな？こんなかわいい子と一緒に放送とかテンションめっちゃあがるし！」






こ「え、でもなーくんAふつーに素人だよ？僕たちの放送のノリもわかんないだろーし」






さ「・・・Aは、それでも、いいのか？」






私が放送に出ることで事態の収拾がつくのなら、私に選択肢は一択しか用意されていない。






な「急な提案でびっくりすると思うけど、俺たちが昔からAちゃんの存在を知ってて、俺たちのファンで、今日念願の出演！みたいな感じで放送したら、妹だっていう話の信憑性は格段にあがると思う。」






「私・・・」





こ「いや、それはそうかもしれないけど、いつもの放送ができなかったら意味ないって！・・・僕は、やだよ」





・・・私は、ころちゃんに嫌われてしまったのだろうか。






る「僕は別にかまいませんよ。女の子いるだけで華がある放送になりますし！」






ジ「女の子ならもう1人いるしな？」






さ「ジェルうるせえw・・・俺は、Aがいいなら」






莉「俺Aと一緒に放送してみたい！放送の時は俺の隣にいて？何かあっても俺がフォローする！」






みんなの視線が私に集まる。私の反応を、みんなが待っている。





「させていただきます。それでこの騒ぎが収まるなら、逆に出演、させてください！」






な「・・・うん、ありがとうAちゃん。俺たちも全力でAちゃんのことサポートするから、安心してね！」





「ありがとうございます・・・！」






こ「僕は、やだ。」






みんなが頑張ろうね、と言ってくれている中、ただ1人、ころちゃんだけが私の出演を拒みつづけている。







さ「ころん、どこいくんだよ」






ソファーから立ち上がったころちゃんにお兄ちゃんが声をかける。






こ「シャワー浴びてくる。」





そう言って、ころちゃんは廊下の奥へ姿を消した。





る「なんでころちゃんあんなイライラしてるんですか？」





莉「なー、Aに対してすっごい冷たいし！」






目を伏せる。私のせいで、ころちゃんは怒っている。

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