おいらは知りません ページ11
アサ「後…おまえと一緒にやってるやつ…だれだ？」
ルー「………さあ…」
アサ「さあってなんだよ！今確かにAの中に誰かいるんだよ！」
ルー「………」
アサ「そいつはだれだ！いえ！」
ルー「目的は一緒なんですから、いいじゃないっすか、まあおいらたちは一刻も早く戻したいってところは違いますけど」
アサ「ゆっくりでいいだろ、菊のこと思い出そうとしてAは泣くほど頭を痛がってんだぞ」
ルー「そんなこと言われても、おいらは知りません、おいらはアーサーさんにバレたので抜けたんですよ、だからそのあとのことは何も知りません、もう場所も移動してるでしょうし」
アサ「くそ…じゃあなんで一刻も早くなんだ？」
ルー「それは言えません」
アサ「なんだよ！俺はAn(ルー「兄だって言えるんですか？あんなことになったのに」(それは…」
言えない…
言えるわけがない
Aを俺が連れ帰っていれば…
1人にしなければ…
アサ「だからだ…もう間違いたくないんだよ…Aの兄でいるために…」
もうあんな間違いは…
したくない
Aのことは俺がなんとかしてみせる
…
何も収穫なしか
結局ルーからは、これと言って情報は得られなかった
そういえば…
あいつ最後に…
ルー『ハァ…アーサーさん、おいらたちは、”悲しむ人を増やしたくないだけなんですよ”』
って言ってたな…
どういう意味だ？
ルーたちのやってることで…悲しむやつが減る？
ピンと来ねえなあ
まあ今は早く帰るか
俺が取り敢えず帰ってからかんがることにして帰り道を急いだ
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