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♡♡♡ ページ3
「…。」
『ごめん、余計なこと言った。』
「今日の日直、お前だよな。」
『急に何？そうだけど。』
「黒板消すのお前がするのか？」
『そ、そうだけど。何？』
「誰もいねぇときに、
三角に棒を突き刺す様に書いて
花垣と名前と橘の名前を左右に書け。」
『何それ、相合傘…？
しかもなんでその二人を…？
もう諦めたの？応援する系？』
「女子なのに知らねぇのか？
…傘の真ん中に突き刺す様に
書く相合傘は別れる可能性が
あるって意味だ。」
『な、なんと…。
_____ ってかそんなの
自分で書いてくれる！？』
「お前だから頼んでんだよ」
『______私だから…！？』
「おう。」
『へへっ、じゃあ書いちゃう♡』
「ふっ、チョロいな。」
鉄太くんのことになると
目がハートになって
私の全細胞一つ一つが
乙女になっていく感覚。
鉄太くんは叶わぬ恋をしている。
その横で私も叶わぬ恋を
鉄太くんにしている。
似たもの同士じゃん、私達。
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作者名：ゆゆゆ | 作成日時：2022年11月27日 13時
