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「よぉ、Aちゃん。
ヒナいる?」
『あ、あそこに居るけど…。』
「あ、稀咲と話してんのか。
すぐ終わりそうかな?」
『うーん、どうだろう。』
そういえば武道くんは
あんなのを見て嫉妬しないのかな?
『ねぇ、武道くん。』
「うん?」
『ヒナちゃんが鉄太くんと
話してるの見て
嫉妬とかしないの?』
「そりゃあするよ、
俺より頭良い稀咲は
ライバルでもあるし、敵意はあるぜ?
でも別に稀咲も悪いやつじゃねぇし
そこの仲は俺が壊して
いいもんじゃねぇんだ。
嫉妬はするけどそれぐらい
好きってことだろ?
正直に伝えたりするのが
一番いいんじゃね?」
なるほど、武道くん大人だ。
私も正直に伝えてみようか…。
でも付き合ってる訳じゃないから
絶対重たく思われそう…。
可愛く嫉妬 検索っと。
相手を褒めるセリフと
心配するセリフをセットに
可愛く気持ちをアピール。
ふむふむ。
ストレートに愛情と嫉妬心を伝える
ふむふむ。
私は鉄太くんになんていおうか…。
放課後。
「じゃな、俺先帰る。」
『待って、鉄太くん。』
「あ?何か用?」
『今日もヒナちゃんと勉強会…?』
「そうだけど、なんで?」
『あの…その…。』
「なんだよ、一緒にいきてぇの?」
『あ、えっとそうじゃなくて…』
頑張って可愛く言うんだぞ、私!!
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作者名:ゆゆゆ | 作成日時:2022年11月27日 13時