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「ごめん。
困らせるつもりはないねん。
けど、辛そうなAは見たくないから・・・
俺がAを待ってるって事。
覚えといて」
「あの・・・」
いきなり過ぎて、
なんて答えたらいいのか、分かんない。
ずっと、一番気の合う男友達だって思ってたから。
「そんな顔せんといてえや。
なんも今まで通りでええから」
神山くんが笑って、
私の頭をぽんってした。
その時、開け放したまんまだった、
屋上と繋がる扉のすぐ近くに、
人の気配が。
片付け、もう終わったんだ・・・
私が振り返るよりも先に、
神山くんが、
「社長、僕らも片付けに来ました」
私越しにそう、
安田社長に挨拶した。
「休みの日にありがとおな」
いつもと変わらない口調で社長が答えてる。
さっきの神山くんとのやりとり、
見てたはずなのに、
全然、平気な顔してて、
ちょっと寂しい。
安田社長の後ろから、
麻美さんが顔をのぞかせた。
「あれ、二人も来てくれてんや。
ありがとね。
でももうほとんど片付いたから。
帰ってもいいよ」
麻美さんにそう言われて、
逃げるように、階段、駆け下りてしまった。
「A！」
神山くんの呼び止める声がしてる。
裏口から出ようとしたところで、
ちょうど入って来た真琴先輩にぶつかった。
「どしたの？Aちゃん？」
びっくりされて、慌てて。
「すいません。
急用思い出して。
片付けはもう終わりだそうです。
お疲れ様でした」
取り繕うように答えたら、
「そうなんや。
麻美ちゃんがやってくれたん？
ありがとう」
私の後から続いて降りて来た麻美さんに、
真琴先輩がお礼を言ってる。
「私はこれで失礼します」
ここにいられなくて、
安田社長の顔、見もせずに、
会社、出て来てしまった。
社長、追いかけて来てくれない。
みんなには内緒なんだから、
しょうがないけど・・・
寂しい。
今頃、麻美さんに何かご褒美あげてるのかもしれない。
代わりに追いかけて来てくれたのは、
神山くん。
「A、大丈夫か？」
優しい声にほっとした。
「全然、大丈夫くない・・・」
安田社長のバカ。アホ。おたんこなす。
大っ嫌いだ。
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湊乱 - この展開にはわわって慌ててみてます(笑)大人のふりして子供な安社長可愛い！めっちゃ愛されてる感あるのかなぁって思ったけど…主人公ちゃんが幸せになってくれたら嬉しいな！って思います (2018年7月17日 7時) (
レス) id: f81b050930 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - 初めてのコメント失礼します！ほんとにfoolさんのお話がだいすきで大好きで...去年受験生だったんですが、ストレスなどもfoolさんの作品で一気に癒されました！安田担なので虹色ロマネスクも大好きです！！これからも楽しみにしています！ (2018年7月16日 23時) (レス) id: 0bae9b2dcf (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 最近またアイツの空読んでます！可愛い→大人の色気の切り替わりがキュンキュン過ぎて､､､笑//年上も年下もどっちも素敵！ヤスくんほんと罪だわ(> <) (2018年7月15日 10時) (レス) id: ac3afc1999 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - もう〜安田社長にトキメキスギテ､､､激甘(/ω＼) 神山くんと主人公の展開も今後あるのかな？気になるところです◎麻美さん良い人そうだからな〜この先も楽しみです♪ (2018年7月15日 10時) (レス) id: ac3afc1999 (このIDを非表示/違反報告)
亜季(プロフ) - 毎日甘くて、寝る前に読んだら太りそうな気がしてきました（笑）幸せ太り。 (2018年7月14日 23時) (レス) id: 327514e65b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2018年7月9日 21時
