３４２ ページ48
「そうなん？」
「うん。
ま、私の事はいいよ。
愛理ちゃんの話、聞きたい。
後でゆっくり教えてね」
「それは恥ずかしいかも・・・。
智に怒られるかもやし」
「ええっ。
二人だけの秘密なの？」
「誰かに話したら、
夢になっちゃうかも」
「そんなわけないじゃん。
愛理ちゃん、面白いね」
「まだ実感ないねんもん。
智は結婚したら子供は何人とか、
お家を建ててとか、
色々夢があるみたい。
早く一人前になって、
家庭を持ちたかってんて。
歩いてたら、
急にそんな話始めて・・・
びっくりした」
「知らなかった。
神山くんの意外な一面だ。
愛理ちゃんに出会ったからだよ」
「そう言ってくれたけど・・・
ほんまかな」
「やだ。のろけられちゃった」
愛理ちゃんの肘、
肘で突っついてたら、
章ちゃんと神山くんが戻って来た。
「二人、楽しそうやなあ」
神山くん、自分の話してたとはつゆ知らず、
目を細めて、愛理ちゃんを見つめてる。
「ほんま。何の話して盛り上がってたん？」
章ちゃんに聞かれたけど、
「秘密。
何でもないの」
そう答えとく。
「何でもないなら、
秘密ちゃうやんか。
ほんま、おもろい子やな」
章ちゃんが、からかってくる。
「愛理、行こか」
神山くんが、
愛理ちゃんの手をそっと引いた。
それだけで、愛理ちゃん、真っ赤。
神山くん、
そんな愛理ちゃんに、
見惚れてて、
可愛いくて仕方ないって表情してる。
初々しくて、可愛い二人。
私も初心、忘るるべからずだな。
みんなでお昼ご飯だけ食べた後、
カップルで分かれて、
東京の街をぶらぶらして、
夕方、品川で待ち合わせすることに。
章ちゃんと買い物したり、
憧れのカフェでお茶したり、
久々のデート出来て楽しかった。
どれ見てても、すぐに、
「めっちゃ似合うてるやん。
欲しいん、何でも買うたるから。
遠慮せんでええからな？」
って言うから、
ちょっと困ったけど・・・
「お家も買うのに、
お金、節約しなきゃダメだよ」
そう言ったら、
「はい。分かりました」
神妙な顔してうなづいてて。
可愛いかったんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 689人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：fool x他1人 | 作成日時：2018年9月10日 10時
