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携帯をポケットに入れ、部屋に入って待つ。
うわぁ、緊張してきた。
どうせ聞きたいことつっても何か仕掛けてくるとしか考えられない。
…いや、流石に同人誌的な展開はないと思うけど。
数分すると、ノック音が聞こえる。
「佐藤先輩、一星です。入っても大丈夫ですか？」
『アッう、うん、いいよ』
「…こんばんは、先輩」
『こ、こんばんは〜…ここ、座っていいよ』
一星くんと私は対面して床に座る。
沈黙が訪れ、時計の音が部屋に鳴り響く。
あ、あれ？なんか一星くん雰囲気違くね？キラキラオーラどこ行ったの怖い。
『一星く〜ん…？』
「！す、すみません。僕の方から誘ったのに何も言わなくて…雷門の話、でしたよね」
『う、うん。そうだね』
「『……』」
気まずい。気まずいったらありゃしない。
な、なに？これが一星くんの闇の部分ですか？
余りにも大人しすぎやしないか…？
『…なんか、一星くんおかしくない？』
「そ、そんなことありませんよ！」
『そう…？それにしては、何かに怯えているような…』
そう言うと彼は黙って下に俯く。
え？もしかして地雷踏んだ？それなら土下座して謝るよ。
「…っあの！！」
『ハイなんでしょうか！？』
「…先輩はこの世界の人じゃないって本当ですか？」
『エ』
「僕、聞いたんです。先輩は異世界からやって来て、この世界のこれから起こることを知っているって…」
誰に聞いたんだよ！！！！
確かに異世界から来ましたけども。この世界のこと知ってはいますけれども。
でもオリオンの刻印は本当に分からないんだよなあ、寝てたし。なんか勝手に韓国編だけ頭に入ってたし。
というか、誰から聞いたんだ…？オリオンの上の人？
…いや、噂だけ聞いたことある程度ならまだしも、もしかしてこうやって翻弄してるのでは？
『そんなわけないよ、異世界からなんてそんな…漫画じゃあるまいし』
まあ起きたんですけどね。
道歩いてたらトリップしましたけどね。
必死に嘘をつくためにポーカーフェイスで言葉をつらつらと並べる。
『…で、それだけじゃないんだよね？』
「ッ…いいえ？それだけですよ」
『嘘が下手だなあ。どうせ私を嘘で翻弄して何かしようって魂胆じゃないの？』
そう言うと一星くんは苦虫を噛み潰したような顔をする。お？これは当たりかな？
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サーナイト - 野坂ー！いよいよ出番！楽しみすぎるー！ (2020年6月7日 17時) (
レス) id: 5955d179f7 (このIDを非表示/違反報告)
Tena_unknown(プロフ) - ルルさん» コメントありがとうございます！マイペース更新ですが、それでも応援してくださると嬉しいです。 (2020年6月4日 2時) (レス) id: 42a710b782 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - 凄く面白いです！続きが楽しみです！更新頑張ってください！ (2020年6月3日 9時) (レス) id: 221a90b765 (このIDを非表示/違反報告)
のりたま(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2019年3月6日 0時) (レス) id: dfae553a09 (このIDを非表示/違反報告)
『 』 - ひょっとして作者様はﾉｰｹﾞｰﾑ・ﾉｰﾗｲﾌ好きなんですか！？俺も大好きなんです！応援してます！ (2018年12月25日 17時) (レス) id: ec43b210b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tena_ | 作成日時：2018年11月19日 17時
