マイナスイオン ページ27
＿
「点滴、入れるね？」
看護師さんに点滴を繋げられて。
体も重たくて動きそうになかったから、
大人しく横になっている。
和君は椅子をベッド脇まで持ってきて、
ずっと頭を撫でてくれて・・・。
「Aちゃん？
眠たかったら、
寝てもいいんですよ？」
和君が居たから頑張って起きてたけど・・・。
和君もお兄ちゃんには負けるけど、
マイナスイオンが出ていて・・・。
気づいたら眠っていた。
.
どの位眠っていたのかな・・・。
ふと右手に感じるぬくもり。
目を開けると、ベッドに伏せて寝ているのだろう
多分お兄ちゃんの髪がちらっと視界に入った。
少し頭を起こすと・・・。
やっぱり、お兄ちゃん。
私の手を握って、ベッドに伏せた状態で寝てた
「・・・んぅ・・・？
ぁれ？・・・ぉはよ〜、A。」
「おはよう？お兄ちゃん。
体、痛くなるよ？」
「大丈夫。
どこでも寝れるのが、
おいらの取り柄だから。」
何が大丈夫なのかイマイチ理解できないが・・・
「おっ、Aちゃん。
起きてた？体調は？大丈夫？」
「翔君。潤君も。
わざわざ来てくれたの？」
お兄ちゃんと話していたら、
病室に顔を出した翔君と潤君。
「そりゃぁ、ね。
大事な妹が入院したって聞いたら、
お見舞いに来るでしょ？」
潤君はそう言って、小さな箱を渡してきた。
中を開けるとおいしそうなプリン。
「ここの、すげーうまいから。」
潤君に進められて、一口。
甘くてなめらかで。すごくおいしい。
「A、おいらにも一口〜。」
そう言って
大きな口を開けて待っているお兄ちゃん。
「お兄ちゃん？
風邪、移るよ？」
「Aの風邪だったら
いくらでもいいよ？」
・・・・・・。
いつまでも待っていそうなお兄ちゃんに呆れつつ
仕方なく一口お兄ちゃんの口に入れる。
＿
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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mio(プロフ) - カノンさん» 嬉しいコメントありがとうございます！読者様に楽しみと言って頂けることが、何より嬉しいです。これからも読者様の楽しみの一部になれるよう頑張ります。仕事の都合上、更新できない日も出てきますが、これからもお付き合いよろしくおねがいします。 (2018年3月5日 19時) (
レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
カノン - 私mio さんの小説大好きです！更新楽しみです！頑張ってください (2018年3月5日 19時) (レス) id: 23fa94a902 (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - まなさん» 嬉しいコメント、ありがとうございます。これからも皆様に楽しんで頂けるよう頑張ります！ (2018年3月1日 17時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - さたるんるんさん» コメント＆リクエストありがとうございます。この小説初のリクエスト。大切に開花させたいと思います。 (2018年3月1日 17時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - この作品大好きです！これからも応援していますので頑張ってください！！ (2018年3月1日 16時) (レス) id: d18056df61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mio
| 作成日時：2018年2月25日 21時
