一から兄妹を始めませんか？【ＡＲＳ】 (ページ7)

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「わかった・・・。
　私もお兄ちゃんの写真持ってるし。
　おあいこって事で許してあげる。」

「えっ！？
　おいらの写真？」

「写真って言うか・・・画像？
　ネットに上がってるやつ。
　私、嵐好きだし。」

「そうなの！？マジで！？
　お兄ちゃん好き！？」

さっきまでの拗ねた顔はどうしたって位、
キラキラの目で見てくるお兄ちゃん。

「じゃぁさ、今撮ろうよ！！
　兄妹の再会記念！！」

「えっ、何それ・・・。」

「いーのっ！！ほらっ。」

お兄ちゃんはそう言うとベッドに腰掛け、
私をお兄ちゃんの膝の上に乗っけた。

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「はい、チーズっ！！」

お兄ちゃんの声と共に切られた、
スマホのシャッター音。

「んふふ。かぁいい～。」

お兄ちゃんは満足げにそれを眺めた後、
なぜかラインを開いて、

機械音痴とは思えないほどの速さで送信・・・

「お兄ちゃん！！
　送っちゃ駄目でしょ！！」

「えぇ～みんなに自慢・・・。
　大丈夫だよ。メンバーだし。
　この中でなら、何枚か
　Aの写真が流出してるし。」

もう言葉にならず、私はお兄ちゃんの脇腹に
パンチを一発くれてやった。

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