一から兄妹を始めませんか？【ＡＲＳ】 (ページ38)

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大野記念館ページ38

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「嵐にしやがれ、特別版っ！！
　大野記念館っ！！！」

翔君の司会でスタートした番組収録。

「あれ？
　一人足りないですよね？」

「大野記念館だから？」

「リーダー！！
　早く出ておいで～！！」

「・・・はい、
　皆様待ちきれないようなので・・・。
　登場していただきましょう。
　本日のゲストはこの方です」

翔君の合図で、
お兄ちゃんと手をつないでスタジオに入った。

入った瞬間、
お客さんがビックリしたような表情を見せた。

まぁ、そうか。

嵐のリーダーと一緒に、
見知らぬ白いちっこいのが出てきたら・・・。

不安になって、握ってた手に力を入れた。

「だぁいじょうぶっ。
　おいらが付いてるでしょ？」

お兄ちゃんは気づいて、抱き上げてくれた。

「ちょいちょいオジサン？
　紹介する前に隠すの、
　やめていただけません？」

和君が近づいてきて、
お兄ちゃんから私を引きはがし、
和君に抱っこされる・・・。

「かぁず～・・・。
　そう言って、Aを
　取ろうとしてんだろぉ～。」

「あら？バレました？
　たまにはいいでしょ？」

「はいはい。智君もニノも・・・。
　話を進めるから。
　とりあえずAちゃんを降ろしなさい。」

翔君に注意されて、和君に解放された私。

「じゃぁ、皆様も
　気になっている事でしょうし。
　Aちゃん、自己紹介をお願いします。」

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