錦戸さん家の妹ちゃん∞

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隆平side









雷のせいで
いつもよりもちっちゃくなってもうたA。



大きいのが落ちたと思ったら、
部屋の電気まで消えてもうて。




Aは暗いところがダメ。


関ジャニ∞として正式にデビューしたばかりの頃
周りからの陰湿なイジメがあって・・・。



そのせいで暗い所と狭い所が
ダメになってしもうてん。




今も、俺の腕の中、
軽くパニックになってもうたA。




俺は震えるAの体をギュッと抱きしめて




「大丈夫、大丈夫やで、A。
　隆くんが居る。ずーっと居るでな〜。
　怖わないでぇ〜。」




ちょっとでもAが落ち着きますように。


俺はそう願いを込めながら、
Aをあやし続けた。




暫くして、ちょっと落ち着いたA。
体は震えたままなんやけどな。




さて、どうしましょうかね。






まぁ、俺にできることは１コしかないねんけど









「なぁ、A？」




「なん？
　・・・っふふっ・・・。
　なにそれっ・・・。」




Aが俺の顔を見たタイミング、
とびっきりの変な顔。



そう、俺に出来るんは、



Aを笑わせること。









「こんなんもあるで？」





「ふふっ・・・。
　りゅぅ、く・・・
　それ・・・だめっ・・・。」




お腹を抱えて笑う君。



笑ってくれるのが嬉しくて。
俺は次々とギャグを繰り出した。





暫くAとくっついたまま、
そんなアホなことしとったら









「あっ、電気ついたなぁ〜。」




「ほんまやね。よかったぁ・・・。」




電気も復旧して、
マネが楽屋に迎えに来てくれて。








帰りの車、






「隆君、ありがとう。
　隆君のおかげで、怖なかった。」





顔を真っ赤にさせたAに言われたありがとう


そんなAが可愛くて、
勢いよく抱き付いてもうた。







これ、絶対に亮ちゃんにはナイショやで？









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