Ｓクラス ページ18
＿
Aｓｉｄｅ
翌朝。
寮から学校へと向かう通学路・・・。
視線が痛いです。
私を見る人みんなが、ヒソヒソと話しながら
こっちを見ています・・・。
「何であいつが？」
「Ｃクラスの落ちこぼれだろ？
一体どんなコネ使ったんだよ・・・。」
「二宮様のおかげで
Ｓクラス入りでしょ？」
「いい気に
ならないで欲しいわ・・・。」
すれ違う人の声が雑音でしかなくて・・・。
物陰に隠れながら、
小さくなりながらその場を去ろうとした。
「何やってんですか？
不審者みたいですよ？」
「ぅえっ・・・和君！？」
後ろから聞きなれた声がして振り返ると、
私を見て笑っている和君がいた。
「何でAが
コソコソする必要があるんですか？
ようやく実力が正当評価されたんですよ？
それに、今は僕のパートナーです。
堂々としていればいいんですよ。
まぁ、もしAに手を出すような
阿呆が居るのであれば？
僕も全力で撃退しますので。
安心してください、A。
あなたの隣には僕が居て、
周りには心強い仲間もいるんですから。」
和君はそう言いながら、さっきまで私の事を
悪く言っていた人たちを一瞥する。
和君にビビったギャラリーは、
そそくさとその場を去った。
「全く・・・。実力もないくせに、
悪口だけはいっちょ前なんですから。
Aも相手にしちゃダメですよ？」
和君はそう言うと私の手を引き、
校舎とは真逆の方へと歩みを進めた。
「ちょっ、和君！？
どこ行くの？教室コッチだよ？」
「それはＣクラスでしょ？
あなた、昨日Ｓクラスに
昇格したじゃないですか。
もう忘れたんですか？
Ｃクラスに、あなたの席はありませんよ？」
「あっ・・・そっか・・・。」
「ククッ・・・。
おドジですね、Aは。
迎えに来て正解でした。」
和君と２人、
向かった先は例のドーム型の温室だった。
＿
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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みーちゃ(プロフ) - 初めまして。とても面白かったです。ワクワクしました。これからも、頑張って下さい。 (2019年6月11日 13時) (
レス) id: a96942639d (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - 結那さん» コメントありがとうございます。このお話、書き溜めしていないものなので…。作者の現実でのお仕事が落ち着くまで、もう暫く待って頂けると嬉しいです。 (2018年4月9日 22時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
結那(プロフ) - 面白くて好きです。早く続きが読みたくなりました。更新頑張ってください！ (2018年4月9日 21時) (レス) id: f542a8ceef (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - カノンさん» コメントありがとうございます。今までと違うジャンルの小説ですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。 (2018年3月24日 22時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
カノン - 私mio さんの小説大好きです！更新楽しみです！頑張ってください超楽しみです！ (2018年3月24日 21時) (レス) id: 23fa94a902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mio
| 作成日時：2018年3月21日 16時
