・ ページ17
＿
Aｓｉｄｅ
和君と一緒に、テスト用のシャドーを次々に
撃退していく。
今まで、何人かのマイスターと試験を受けて
きたけれど、こんなにパートナーを信頼して、
安心して戦えたのは初めて。
武器化している間は、魔力を分け与えてくれる
パートナーに命を預けている状態。
だって自分じゃ動けないもん。
私達アビリティーは、マイスターの武器。
マイスターを信頼して、
マイスターに信頼されて
初めて力を発揮することができる武器。
和君となら
私も、ちゃんと戦えるかもしれない・・・。
“シミュレーション、終了です”
闘技場内に居たシャドー全てを撃退できたのか
機械音が鳴り響き、幻覚も解け、元の闘技場に
戻った。
「まさか、これほどとは・・・。」
テストの結果を見て、先生も驚いていた。
撃退タイムは過去最速。
文句なしのＳクラス認定。
「ね？俺の言った通り。
今回ので分かったと思いますが、
テストの仕方変えた方が良いですよ？
じゃないと今回みたいに、
才能を無駄にしてしまいますからね。」
和君がわざと嫌味ったらしく先生に言って・・・
先生の眉間のシワが、
深くなっちゃったんですけど！？
「んじゃ、クラス変更、お願いします。
行くよ、A。」
そんな先生を置いて、
さっさと試験会場を出ていく和君。
私も先生に一礼し、和君の後を追った。
「ククッ・・・。見ました？
あの先生の顔。サイコーでしたね。」
帰り道、さっきの先生の顔を思い出し、
笑いながら話す和君。
「和君・・・
もしかして腹黒・・・。」
「今更気づきました？
私、悪戯が趣味なもので。」
そう言って黒い笑顔を向ける和君・・・。
私、とんでもない人と
パートナーになっちゃった、かな・・・。
放課後、私の元に届いたＳクラスの生徒証明書
もちろん事務所にも
クラス変更の掲示がされて・・・。
学園で６人目のＳクラス。
しかも異例のＣクラスからのクラス変更。
明日から、どうなるんだろう・・・。
不安なまま翌朝を迎えた。
＿
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 204人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みーちゃ(プロフ) - 初めまして。とても面白かったです。ワクワクしました。これからも、頑張って下さい。 (2019年6月11日 13時) (
レス) id: a96942639d (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - 結那さん» コメントありがとうございます。このお話、書き溜めしていないものなので…。作者の現実でのお仕事が落ち着くまで、もう暫く待って頂けると嬉しいです。 (2018年4月9日 22時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
結那(プロフ) - 面白くて好きです。早く続きが読みたくなりました。更新頑張ってください！ (2018年4月9日 21時) (レス) id: f542a8ceef (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - カノンさん» コメントありがとうございます。今までと違うジャンルの小説ですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。 (2018年3月24日 22時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
カノン - 私mio さんの小説大好きです！更新楽しみです！頑張ってください超楽しみです！ (2018年3月24日 21時) (レス) id: 23fa94a902 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mio
| 作成日時：2018年3月21日 16時
