クラス変更 ページ14
＿
Aｓｉｄｅ
闘技場での模擬戦の翌日。
いつも通り寮から学園へと向かって。
いつも通り教室でボーっとしていると、
何やら廊下が騒がしくなって・・・。
「あっ、居た。
Aっ！！一緒に来て！！」
「えっ、ちょっ・・・。」
Ｃクラスの教室に顔を覗かせた二宮さん。
私の理解が追いつく前に、
私の手を引いて教室を出ていく。
廊下を進んで、着いた先は職員室！？
「失礼します。先生、クラス変更の
申請をお願いしたいんですけど？」
職員室に入って、生徒指導の先生に
クラス変更を申し出た二宮さん。
「クラス変更？二宮の？」
「んな訳ないでしょ。
この子のですよ。」
そう言って私を指差す二宮さん。
「えーっと・・・。
ＣクラスのA、A？」
先生は私の名札を見て、眉間にシワを寄せた。
「何でまたＳクラスのお前が
Ｃクラスのヤツと？
それよりも二宮は早くパートナーを・・・」
「だーかーら！！
この子、俺のパートナー。
今のクラスがどう考えても
おかしいから、変更して欲しいの！！」
「はぁ！？何言ってんだ？
クラス判定が違うとでも？
４月のテストで戦闘能力が最下位と
判断されてＣクラスなんだぞ？
いくらお前がパートナーになったとしても、
それは変わらないだろ？
お前の才能が勿体無い事になる！！」
「それはどうかな。Aの能力は、
他のＳクラス生たちも認めてるんだよ？
先生も、きっと驚く。」
「大野たちもか？
・・・・・・わかった。
そこまで言うのなら、試すがいいさ。
それで？どのクラスに変更希望なんだ？」
「もちろん、Ｓクラスですよ。
それ以外どこがあります？」
二宮さんのこの言葉に、
先生はもはやため息しか出ない様子。
私は先生と二宮さんのやり取りを、
ただ隣で聞いている事しかできなかった。
＿
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 204人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みーちゃ(プロフ) - 初めまして。とても面白かったです。ワクワクしました。これからも、頑張って下さい。 (2019年6月11日 13時) (
レス) id: a96942639d (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - 結那さん» コメントありがとうございます。このお話、書き溜めしていないものなので…。作者の現実でのお仕事が落ち着くまで、もう暫く待って頂けると嬉しいです。 (2018年4月9日 22時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
結那(プロフ) - 面白くて好きです。早く続きが読みたくなりました。更新頑張ってください！ (2018年4月9日 21時) (レス) id: f542a8ceef (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - カノンさん» コメントありがとうございます。今までと違うジャンルの小説ですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。 (2018年3月24日 22時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
カノン - 私mio さんの小説大好きです！更新楽しみです！頑張ってください超楽しみです！ (2018年3月24日 21時) (レス) id: 23fa94a902 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mio
| 作成日時：2018年3月21日 16時
