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「それで？
雅紀はなんだって？」
キッチンのカウンター席へと移動した智と和也。
雅紀を起こさないように、静かに話し始めた。
「雅兄、自分だったら良かったのにって。
A姉が苦しむぐらいだったら、
俺が変わってあげたいって・・・。
何で俺じゃなかったのかなって
そう言ってましたよ。」
「そっか・・・。
今回はその言葉が原因かもね。」
「どうせA姉も、
雅兄じゃなくて、苦しむのが
自分で良かったって思ってるんでしょ？」
「うん。雅紀が心配して
くれているのは良く分かってる。
心配かけてるって事もね。
でも、雅紀が元気な方が嬉しいんだと。
なのに雅紀が、自分が苦しい方が
良いって言ったって。
おいら、何も言えなくてさ。
Aを泣かしちゃった。」
「僕だって、
雅兄に何も言えませんでしたよ・・・。
雅兄とA姉のお互いを思う気持ちは、
僕たちが想像しているレベルを
はるかに超えてますから。
そう簡単に分かるなんて言えないですし」
智も和也も何も言えないまま。
リビングには時計の針が時を刻む音だけが聞こえていた。
お昼時、翔も潤も帰ってきて。
メールで双子が喧嘩していることを知っていた翔と潤。
翔が未だに眠っている双子を起こさないように簡単に診察。
「智兄、ちょっと手伝って。
雅紀、部屋に運ぶから。」
発熱していた雅紀。
このままソファーだと悪化の危険が高い。
翔の背中に雅紀を乗せて、そっと部屋のベッドへと移動させた。
隣の智の部屋で眠っていたAも雅紀と同じく発熱。
血中の酸素濃度も低く、酸素吸入をするため部屋に戻す。
「いいの？喧嘩してんのに、
勝手に同じ部屋に戻して・・・。」
潤が心配そうに様子を伺っているが、上2人の兄は穏やかな表情で
「普段喧嘩しないからな。
こうでもしないと仲直りできねぇだろ？」
「大丈夫だよ、きっと。
もしかしたら、既に夢の中で
仲直りしてるかもしれないし。
俺たちは、そっと見守ってよう？」
翔と智はそう言うと、そっと双子の部屋を出て行った。
潤と和也も上の兄2人に付いてリビングに戻った
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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mio(プロフ) - 紅音さん» コメントありがとうございます！仕事中にパッと思い付いたモノをただ書いているだけの繋がりのないお話ですが。皆様に楽しんで頂けるよう頑張りますw (2018年4月2日 20時) (
レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
紅音 - すっごく面白いです！個人的にはテレパシーの話が好きです！更新楽しみにしてます (2018年4月2日 17時) (レス) id: 7123fcbb8f (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - 桜桃さん» 嬉しいコメントありがとうございます。前後の繋がりが殆ど無い超短編集ですが、楽しんで頂けたのなら幸いです (2018年3月26日 20時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - とっても楽しみにしてます。お話がとにかく良くて、大好きな作品です。更新楽しみにしています (2018年3月26日 20時) (レス) id: 349678d199 (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - カノンさん» 殆どの作品にコメントして下さってありがとうございます^ ^カノン様のように楽しみにしてくださる読者様の為にも、できる限り頑張って更新します (2018年3月24日 23時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mio
| 作成日時：2018年3月15日 14時
