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〜忍田〜
あの男の次はこの男か
どうして俺じゃない
Aの過去を知るのは
考えれば分かる
大人になると決めたはずなのにAの事となるとムキになって、子供以下になる
「ボーダーに“対象”の事は話していいよ。三河さんもいいよって言ってたし」
朝宏「本当の意味込みで?」
「うん。いいよ。でももしそれで私が“対象”になったらそれはボーダーのせい。私は私が“対象”にならないよう上手く立ち回ってた」
朝宏「あーーうん。そっかそっか。そうだね。なんかボーダーって口軽そうだし。俺も黙っとく」
忍田「ちょ、今完全言う流れだったでしょ……!!」
朝宏「あのさ忍田さん?だっけ。よっぽどのバカでない限り“対象”は理解出来るはずですよ。俺だってちょっと話し聞いただけで理解したんですから」
「やめてあげてよ。真史さんは見た目に反してちょっとアレなんだから。攻撃の反対の言葉に迎え撃つとか書く人だよ!
この前だって騙して夏休みの宿題やらせたら間違いだらけだし」
忍田「おいこら。あれは宿題だったのか」
龍希「人にやらせるなよ。身につかないぞ」
朝宏「Aは身についてそうですけど」
「そんな真史さんが意味を理解出来るわけないでしょ!」
龍希「お前……嫌いなのか。忍田が」
「嫌いじゃないけど……」
けど何だ!?
なぜそこで黙る!?
「この話しは終わりってことで。龍希さんは考えなくていいからね。理解されても困るから」
龍希「はぁ……たく。今までのは聞かなかった事にしてやる。だから……無茶だけはするなよ」
この人も知りたいはずなのに、線を引いた
分からないから、知らないから、頭ごなしに怒鳴りつけるのではなく、理解しようとして自分から引く
歳の差か?
確か44歳だったよな
俺ももう少し歳をとれば心に余裕が出来たりするのか
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李詩(プロフ) - ヤバい…三河さんが好きすぎる… (2019年10月22日 16時) (レス) id: 085be6f2b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆ | 作成日時:2019年7月10日 23時