【nqrse】100%愛して【男主】

22% かぜ ページ23

『なるくん、お熱計って』

「ごめんね、ましろ」

『何が？なるくん頑張りすぎなの、ちょっとはお休みしないとダメでしょ？』

「ゲホゲホ…」


どうもなるせです。風邪引きました、はっぴー
当たり前のようにましろが看病してくれてます、はっぴー
看病してる時のましろの彼女感はすごい。
いつにも増してテキパキ家事を終わらせて俺のそばで手を握りながら付きっきりで看病してくれる
心配そうな顔ででもどこか暖かい笑顔で俺を見てくれる
実家のような安心感、もはやママ。


「ナース服着ないの？」

『僕がナース服着てなるくんの風邪が治るならいくらでも着るよ、それで買い物だって行ってあげるけど、なるくんナース服着て欲しい？』

「いいや、可愛すぎて襲いたくなる」

『バカじゃん、ちゃんと寝なさい』

「それもいいね、年上に叱られる感じ、わるくない」

『もぉ、お兄さん困らせないの!!お熱下がらないねぇ』

「タートルネックえっちくない？」

『解熱剤持ってくるね、待っててね』

「え。むし？」


タートルネックえっちくない？
グレーのやつ。えっちだよね？
てかましろは線が細いから何着ても似合う
デザイナーよりモデルやったら？って感じ。


『はーいなるくん、お薬飲むよー』

「口移し？」

『ワガママさんだね、なるくんがして欲しいならしてあげるよ？』

「え、まじ？して欲しい」

『うそ。お口開けて、薬入れるよ？』

「なんだ。でも飲ませてくれるんだ、かわいい」

『はいはい、お水飲んで…はいごっくん、えらいえらい』

「なんか、子供扱いされてるみたい」

『そう？でも風邪の時ってさ、甘やかされたくならない？僕はいっつも頭撫でて欲しいなって思うけど、風邪の時は人肌恋しくなるでしょ？』

「まぁね」


小っ恥ずかしいけど、嫌じゃない
いつもは俺が甘やかしてるけど、甘やかされるのも悪くない
こういう時くらいしか素直に甘えれないのもあれだけど、風邪のときならなんでも許される気がする

ましろの作ったお粥を食べて、薬を飲ませてもらって、今は頭を撫でられながら一定のリズムで体をポンポンしてくれる
え。保育士免許かなんか持ってるの？
ってくらいに面倒みが良くて安心出来る
やっぱりましろはお兄さんだなぁ、こういう時ほんとに痛感する。そういえば弟いるって言ってたしなぁ
俺はやっぱり弟気質なのが抜けてないから、なんだかんだでいいカップルなんだろうな、俺たち

でもやっぱりましろを甘やかしたいな…
早く良くならなきゃ。

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