１０８: さあ踊ろう ページ8
衣「じゃあ始めるか！」
「うん。いつもの練習曲でいい？」
嵐「じゃあ基本からよね？分かったわァ」
並んだ２人に合図して、音楽を流した。
ダンスが上手な真緒を真ん中にして、基本的なステップを踏んでいく。
やっぱり体を動かすのは気分が良くて、自然と笑顔になっていた。
レッスン室にこもって練習するのはあんまり好きじゃないから外でやってるけど、だんだん体もあったまってくる。
「久し振りだけど思ったより体動くかも」
衣「お前運動神経は良いもんな〜」
一曲踊り終わって体を伸ばしていると、嵐が息を吸い込みながら言った。
嵐「外でやる事って無かったけど、案外気持ち良いものなのねェ。涼しいわァ♪」
「そうでしょ？レッスン室って去年のイメージが強くてさ、今は自由に使えるけど…閉じこもりたくないんだよね。」
衣「あー、なるほどな。分かる」
談笑を交わしながらちゃんと練習も続け、今度の曲で使いたいステップや動きなんかをまとめた。
真緒にブレイクダンスをちょっと教わったけど、地面が痛くてここじゃ出来ない←
嵐は流石Knightsという感じ。歌もダンスもレベルが高くて、色々教えてもらえた。
ふざけてKnightsやTrickstarの曲を流して踊っていると、嵐が不思議そうに首を傾げて口を開く。
嵐「Aちゃんのダンス、なんか見覚えがあるのよねェ…誰かに似てるのかしら？」
「そう？」
嵐「まあ、今は関係ないから続けましょっ」
「うん。」
また曲をかけ始めて笑顔で踊りながら、いつかの思い出に浸った。
『僕ダンスって苦手だ…』
月『ダンスは感覚だぞ！音楽にノれば踊れるっ、ほらA！一緒に踊ろう♪』
『そんなテキトーな…まあ良いや、じゃあレオくんが僕にダンスを教えてよ。そしたら出来るようになると思うから』
月『教えるのは苦手だぞ〜？』
『別に良いよ、見て学ぶ事もできるしねっ』
月『わははは☆そうだそうだ、一緒に踊ろう！』
嵐「Aちゃん？」
「えっ」
衣「どうした？ボーッとして」
至近距離で顔を覗き込まれているのだが、イマイチ状況が飲み込めずにパチパチと瞬きした。
数秒の間隔の後、ようやく我に返ってハッとする。
「あっ、ごめん。」
衣「おそっ」
嵐「ちょっと休憩しましょうか。ほら座って」
「あはは…ごめんね」
苦笑しながら腰を下ろし、「しっかりしろ」と自分に言い聞かせた。
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瑠璃烏(プロフ) - 推しが可愛すぎさん» 感動していただけた事に涙ですっ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ご期待に添えるよう、頑張ります！ (2019年11月18日 19時) (
レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - 如月さん» 閲覧頂きありがとうございます！夏目くんとの関係、エピローグにて書いております(^-^) しばしお待ちを！ (2019年11月18日 19時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
如月 - とてもおもしろかったです！自分的には夏目くんとの関係がみたi ��(ﾟoﾟC=(__:次回作も楽しみにしてます！ (2019年11月18日 0時) (レス) id: 9471f73ad6 (このIDを非表示/違反報告)
推しが可愛すぎ(プロフ) - なんか感動と涙しかありませんでした！(あれ同じ？)好きだったので続きとかまだ見たかったですが次回作がんばってください！ (2019年11月18日 0時) (レス) id: b43a5c5bee (このIDを非表示/違反報告)
黒影(プロフ) - 12月にもう1回ですか……頑張ってくださいね (2019年10月30日 17時) (レス) id: 18284fa39e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃烏 | 作成日時：2019年10月19日 1時
