１４１: ほんと馬鹿 ページ41
レオくんの服をぎゅっと掴んだ泉さんが、その瞳を涙で滲ませる。
泉「どうしようも無かったって……そんな今更…どうしてAを遠ざけて傷つけてきたのか分かんないじゃん…っ！」
「泉さん…？」
声が震えた。
それって要するに、僕を傷つけているって分かった上でレオくんを守ろうとしていたという事だ
小さい頃は撮影現場であんなに可愛がってくれた泉さんに、突き放されたのは辛かったけど…
「泉さんも…辛かったって事…？」
泉「っ……ごめん…」
驚くほど苦しそうなその声に、今までどれだけ無理をさせてきたかを思い知った。
最初のうちは怒りだけで僕を遠ざけられたんだろう。でもそれは永遠に続くものじゃない。
優しくしたい人が自分のせいで傷ついた顔をする所なんて見たくなかったはずだ。
結局僕はどれだけの人を傷つけてきたんだろう
無理して全部を救おう、守ろうとして最後には抱えきれなくなって倒れて…
「あぁもう、ほんっと馬鹿…！」
月「わはは☆そうだそうだ皆〜んな馬鹿だ！ほらっ、馬鹿は馬鹿らしくバカ笑いするぞ！」
泉「ちょっ、そこまで馬鹿じゃないからぁ！」
「あっははは♪」
涙を流しながらバカ笑いっていうのもなかなか可笑しな光景だ。
最後にぎゅっと抱きしめ合って、立ち上がった。
泉さんに衣装を直されながら、躊躇いを含めた声で声をかける。
「一緒に歌ってもいいんですか？」
泉「何言ってるわけぇ？合同ライブなんでしょ、歌わなきゃ困るよ」
「ふふっ…ありがとう、泉くん」
泉「……ごめんね。 ほら王さま、衣装直すからそこに立って！３人が待ってるんだからさぁ」
さらっと謝られたなぁ、と苦笑しながら、精神統一する為に目を閉じた。
合同ライブとはいえ、５人であるKnightsが目立つのは仕方ない。喰われない程度に頑張らないと。
月「さぁ行くぞ、約束を果たしに！」
泉「飛ばしすぎないでよねぇ？」
「うん、行こう！」
凛月がこっちを見て手招きしたタイミングで、３人揃って輝く舞台へ飛び出した。
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瑠璃烏(プロフ) - 推しが可愛すぎさん» 感動していただけた事に涙ですっ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ご期待に添えるよう、頑張ります！ (2019年11月18日 19時) (
レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - 如月さん» 閲覧頂きありがとうございます！夏目くんとの関係、エピローグにて書いております(^-^) しばしお待ちを！ (2019年11月18日 19時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
如月 - とてもおもしろかったです！自分的には夏目くんとの関係がみたi ��(ﾟoﾟC=(__:次回作も楽しみにしてます！ (2019年11月18日 0時) (レス) id: 9471f73ad6 (このIDを非表示/違反報告)
推しが可愛すぎ(プロフ) - なんか感動と涙しかありませんでした！(あれ同じ？)好きだったので続きとかまだ見たかったですが次回作がんばってください！ (2019年11月18日 0時) (レス) id: b43a5c5bee (このIDを非表示/違反報告)
黒影(プロフ) - 12月にもう1回ですか……頑張ってくださいね (2019年10月30日 17時) (レス) id: 18284fa39e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃烏 | 作成日時：2019年10月19日 1時
