１２３: 昔話を 凛月side ページ23
英「あははっ、それで喧嘩したのかい？」
凛「うるさいなぁ」
放課後、ガーデンテラスで紅茶を飲みながら今日の事を話した。エッちゃんが大笑いして、は〜くんもクスクス笑う。
創「ちょっと見てみたかったです、お２人が喧嘩するところ」
凛「なぁに、は〜くんまで俺をバカにするの？ひどーい」
創「そういう事じゃないですけどっ」
英「あはははっ、僕も是非見たかったよ！っふふ」
イラついたから軽く殴ると、ようやく笑いを堪えようと努力する姿勢を見せた。
は〜くんが苦笑しながら口を開く。
創「えっと、『王さま』っていうのは『レオちん』さんの事ですよね？」
凛「うん。……俺は王さまを守りたいから言ってるのに、Aの分からずや…」
また理不尽な怒りが湧いてきて、腕に顔を埋めた。すると頭を撫でられて、少しだけ顔を上げる。
エッちゃんが微笑んで俺を見ていた。
英「きっとAくんは分かっているよ。凛月くんの気持ちも分かるけど…」
凛「けど、なに」
英「彼は去年、色々な人を傷つけたけれど…酷く苦しんだ人でもある。未だその事に自分自身で気づいていないけれどね。」
意味が分からなくて顔を顰めた。当然だけど、は〜くんも分からない様子で首を傾げている。
俺たちの顔を見て苦笑したエッちゃんが、ティーカップに視線を落とした。
英「彼はね、色々なものを背負い込みすぎたんだ。……沢山の人に寄りかかられて、潰れかけた。」
凛「潰れ『かけた』？潰れなかったの？」
英「いいや、ただ自分で気付いていないだけだ。自分は人を傷付けたんだ、とだけ思っているんだと思うよ。」
凛「鈍感にも程がある…」
呆れたため息が零れた。
おかわりの紅茶を淹れてくれたは〜くんが、分からないなりの質問する。
創「『沢山の人』っていうのは？」
英「そうだね、話しておこう。つむぎから聞いた話だけれど…凛月くん、よく聞きなさい。Aくんがどんな状況だったのか」
凛「……命令しないで」
クスリと笑ったエッちゃんは、俯いたまま昔話の様に語り始めた。
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瑠璃烏(プロフ) - 推しが可愛すぎさん» 感動していただけた事に涙ですっ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ご期待に添えるよう、頑張ります！ (2019年11月18日 19時) (
レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - 如月さん» 閲覧頂きありがとうございます！夏目くんとの関係、エピローグにて書いております(^-^) しばしお待ちを！ (2019年11月18日 19時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
如月 - とてもおもしろかったです！自分的には夏目くんとの関係がみたi ��(ﾟoﾟC=(__:次回作も楽しみにしてます！ (2019年11月18日 0時) (レス) id: 9471f73ad6 (このIDを非表示/違反報告)
推しが可愛すぎ(プロフ) - なんか感動と涙しかありませんでした！(あれ同じ？)好きだったので続きとかまだ見たかったですが次回作がんばってください！ (2019年11月18日 0時) (レス) id: b43a5c5bee (このIDを非表示/違反報告)
黒影(プロフ) - 12月にもう1回ですか……頑張ってくださいね (2019年10月30日 17時) (レス) id: 18284fa39e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃烏 | 作成日時：2019年10月19日 1時
