アイドルと7日間【JM】

アイドルと2日目 ページ12

jm「こういうことはよくあるの？」



「そんなことないですよ。今日はたまたまです。」



jm「でも、そういう患者さんは少なくないでしょ？」



「まぁ…そうですね」



jm「怖くないの？」



「…怖くないといえば嘘になります。

でも、きっと…患者さんの方が怖いだろうから。私が怖がってたらいつまで経っても心は開いてくれないですからね」



jm「……僕の心も、Aちゃんが開いてくれたのかな」



「私、何もしてないですよ」



jm「ううん。十分してもらった。お陰で今はAちゃんがいれば僕はこうやってみんなと同じ生活が出来る。」




ジミンさんを縛り付けてるものは何なんだろう。ご飯も食べれなくなって、夜も眠れない。
そうなってしまった理由は何なんだろう。


でも、きっとジミンさんが私を信頼してくれているのはその理由を私が知らなくても一緒にいてあげているから。


それなら、貴方が話したくなるまで私は聞かない。


貴方がいて欲しいだけそばにいて話し相手になってあげる。




「寝ましょう。明日は午後から休みなので一緒に何かしましょう」



jm「僕、やってみたいことたくさんある」



「何がしたいですか？」



jm「ゲームセンター行きたい。」



「私も行きたいです」



jm「最近はやりのスムージー屋さんも行きたい」



「それは知らなかったです！行きましょう！」



jm「…きれいな景色とか、見たいな」



「ふふ、探しましょう。綺麗なところ。」



jm「…早く明日が来て欲しいなんて思うのいつぶりだろう」





…そういえば、私も…そんなふうにしばらく思ったことは無かった。





「そう、ですね。私も、楽しみです」







その日の夜は、ジミンさんの布団の隣に布団を敷いて一緒に寝た。

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