探偵としての仕事 ページ15
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疲れた、と叫んでしまいたい。僕は箒でポアロの床を掃きながら顔に手のひらを当てた。
成りきれていないままゆきは来るしコナンくんはしつこいしで大変だった。ゆきを小声で叱ってからはしっかりと成りきっていたものの、その前まではどうも元の口調が出てしまっていた。敬語が苦手なのに敬語キャラに成りきるというのはやはり見ていて不安だ。
コナンくんには
最近は探偵を名乗る小学生から変装術を熟知している高校生まで色々いるが、僕は日本のためならば、と気にしないことにした。でも、やはり気になることは気になってしまうもので、僕は電話で会話を交わすたびに黒羽くんのことをついつい探ってしまう。
そんなことを考えながら梓さんにお先に失礼いたします、と挨拶してから愛車を走らせ黒羽家を訪れた。
「お邪魔します」
「邪魔だって分かってんなら来るな、いてっ」
失礼なこと言わないで、とAが黒羽くんの背に軽く拳を入れる。
「ごめんね透さん。バ快斗が変なこと言って。あがってあがって」
「言っとくけど俺の家、むぐっ」
黒羽くんの口がAの手によって塞がれると不満そうに眉を寄せたがやがて静かになった。どうぞと彼女が僕に目配せをしたので黒羽くんが騒ぎ出す前にここに来た理由をさっさと教えてしまうことにした。
「今日は探偵としての仕事をするためにお邪魔させてもらいました」
深夜までここにいるつもりです、と一息に言うと、口を塞いでいたAの手を引き剥がしはぁ？と黒羽くんが大げさに驚いた。腹を空かせた雛鳥のようにピーチクパーチクうるさい彼の隣で「わたし、今からはウソをつかないって約束する」とAが花のような笑顔をぱあっと咲かせた。
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たんぽぽ珈琲(プロフ) - ちょっと内容を変更しました。97から100話、もう一度読んでいただけたら嬉しいです。それでは、今度こそ続編の準備をしてきます！ (2020年5月23日 18時) (
レス) id: bfc4d62160 (このIDを非表示/違反報告)
たんぽぽ珈琲(プロフ) - お久しぶりです。100話が終わり、次章へと進みます。主人公の心の成長を伝えられたらと思って書いていますが、なかなか難しいですね。次章では、大きく分けて三つの問題について主人公が悩みます。それでは、ハッピーエンドへ進めるよう準備してまいります！ (2020年5月18日 14時) (レス) id: 768bd78820 (このIDを非表示/違反報告)
たんぽぽ珈琲(プロフ) - こんばんは、たんぽぽ珈琲です。コロナウイルスで色々と状況が変化していますが、動かなくていいのだと思って、お菓子を作ったり編み物をしたりと、有意義な時間を過ごしていました。平和ボケしているかもしれませんが、みなさんもこの時間を楽しめていたらと思います。 (2020年4月8日 19時) (レス) id: bfc4d62160 (このIDを非表示/違反報告)
たんぽぽ珈琲(プロフ) - 明けましておめでとうございます！先ほどスケート滑って転んで手首腫れて痛くて包帯まいてもらった作者です。本日更新したおはなしは「言えずにいたこと」です。最後となりましたが、今年もよろしくお願いします！ (2020年1月5日 13時) (レス) id: bfc4d62160 (このIDを非表示/違反報告)
たんぽぽ珈琲(プロフ) - こんにちは、作者です。生活に慣れてきたので、そろそろ更新しようかなと思っています。お待ちくださっている読者さま、ありがとうございます！ 初めて投稿した作品なので辻褄の合っていない部分などありますが、完結させたいと思います。以上、告知でした！ (2019年9月18日 10時) (レス) id: bfc4d62160 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たんぽぽ珈琲 | 作成日時：2018年10月28日 14時
