3話 ページ3
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炭治郎と無一郎がAの嫁入について口論しているのを聞き飽きたAと有一郎は、それぞれこっそりと自分の教室へと帰って行った。
「玄弥ーおはよー。」
「はよ。」
因みにAは一年かぼす組。
勿論姉弟である炭治郎とは別のクラス。
もし同じだったらと思うと冷や汗が止まらない。(A談)
そして玄弥とは席が前後で結構仲が良かったりする。
「それでね玄弥君や。」
「また炭治郎の話かよ。」
そして彼はAの良い相談相手。まあ主に炭治郎のシスコンがひたすらうざい旨をAが語っているだけなのだが。
玄弥は面倒くさそうにしながらもなんやかんやでAの話に付き合ってあげる。
めっっっっっっちゃ良い奴。
「私はお嫁に行けない運命みたい。」
「元々相手がいねぇじゃねぇか。」
「それを言うなよ髪全部剃るぞお前。」
竈門A。あの優しい葵枝と炭十郎の実の娘とは思えないほど口が悪い時がある。
見た目はあの美人な葵枝の遺伝子をしっかりと受け継いでとても綺麗なのに勿体ない…と炭治郎がぼやくほどに。
恐らく口の悪さで言えば竈門兄弟の中で一番やんちゃな竹雄と良い勝負だ。
「お前俺の髪剃ったら許さねぇぞ。これがないと射撃部で弾が的に当たらなくなるんだからな。」
「本当に頭髪で風を読んでるってどういうことなの。」
玄弥の髪をくるくると指に巻き付けながら不思議そうにAが言った。
「や、やめろ!」
そして思春期真っ盛りの玄弥君。
Aとは普通に話せるくらいまで打ち解けたが、やはり触られるとなると話は別。
顔を赤らめてAを引き剥がした。
「玄弥って女子より可愛い反応するよね。」
「殺すぞ?」
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とく(プロフ) - すごくいいお話でした…。涙が出るほど(笑) (7月19日 12時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
えむえいか - 貴方様は、神ですか? (2022年5月20日 16時) (レス) @page5 id: 6c61bb4c69 (このIDを非表示/違反報告)
孤 - 神作……… (2022年5月9日 15時) (レス) @page44 id: af8576bbe7 (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ - たまに………たまに原作を思い出すような描写があって……目から汗が……… (2021年12月5日 7時) (レス) @page50 id: f76242864c (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴 - 炭治郎のシスコン具合がめっちゃ良かったです‼︎無一郎と有一郎がでて来るとか最高すぎます‼︎とっても良い作品ありがとうございますー! (2021年11月21日 22時) (レス) @page50 id: 378955c846 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白霞 | 作成日時:2020年6月13日 19時