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16話 ページ16

フードコートでAはパスタ、無一郎はぶり大根定食を頼んだ。


無一郎が何故ぶり大根定食なのか。
理由は単純。ふろふき大根がなかったから。
取り敢えず大根が食べたかったらしい。

Aは適当に安い物を選んだとのこと。料理は炭治郎のが一番美味しいらしい。
良かったな、炭治郎。



「にしてもあの二人懲りないねー。」

「本当だよ。Aと炭治郎の追いかけっこ並みに懲りないよね。」

「…ん?」



今聞き捨てならない言葉が聞こえたけど気にしない気にしない。時にはスルースキルも必要。


Aは自分に言い聞かせながらパスタをフォークにくるくると巻き付ける。



「あ、A、あーんしてよ。」

「いちゃつく作戦の続きか。ベタだけど良いね。」



Aは絡め取ったパスタを無一郎の口元に持っていく。



「はい、あーん。」



「…美味し。」

「ふふ、良かった。」



そして次の瞬間、無一郎はぼっと顔を赤くした。そんな無一郎の顔を不思議そうにAが覗き込む。



「無一郎君?」

「ううん…なんでも…」



因みに彼の心中をお見せすると。



「(待ってさらっとあーんして貰ったけど、これ…関節…きす…だよね…?え、待って待って待って…Aは気にしてなさそうだけど…)」



現在進行形で荒ぶっております。(遠い目)
良かった、彼は普通の思春期男子です。

【速報】彼はただの中学二年生の男の子です



そして二人に突き刺さる視線が更に棘のあるものへと変化していった。


冷たい視線(有一郎)の方はブリザードにプラスして氷塊が飛んできそう。かき氷作りたい放題。あとはシロップが欲しい。

熱い眼差し(炭治郎)の方はマグマのような熱さと嫉妬の眼差しに溶けそう。暑いのが大好きという方に全力でお勧めしたい。


















「(無一郎君羨ましい…!俺だってあーんして貰ったことがないのに…!狡い!狡いぞ!)」


「(あの野郎…無一郎に何してるんだよ…後で叩き潰してやる…)」(ガチ目)

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とく(プロフ) - すごくいいお話でした…。涙が出るほど(笑) (7月19日 12時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
えむえいか - 貴方様は、神ですか? (2022年5月20日 16時) (レス) @page5 id: 6c61bb4c69 (このIDを非表示/違反報告)
- 神作……… (2022年5月9日 15時) (レス) @page44 id: af8576bbe7 (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ - たまに………たまに原作を思い出すような描写があって……目から汗が……… (2021年12月5日 7時) (レス) @page50 id: f76242864c (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴 - 炭治郎のシスコン具合がめっちゃ良かったです‼︎無一郎と有一郎がでて来るとか最高すぎます‼︎とっても良い作品ありがとうございますー! (2021年11月21日 22時) (レス) @page50 id: 378955c846 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白霞 | 作成日時:2020年6月13日 19時

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