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『すみません、しのぶさん、お世話になりました』


胡蝶「元気になってよかったです
気をつけてくださいね」


『はい、ありがとうございました』









屋敷を出ると実弥が待ってた




『おまたせ…えっ』




ぎゅーっと抱きしめられた

それに応えるように手を回す




不死川「ずっとこうしたかったァ
生きてくれててよかったァ」


『…嬉しい、私もこうしたかった…』




無性に触れていたくて、ずっと抱きしめてもらいたかった




不死川「なぁA」


『はい』


不死川「好きだァ」


『…!わ、私も!!』




初めて、好きって言ってくれた




不死川「私も、何?」




抱きしめながらおでことおでこをくっつけてきた

近い、近い、無理、かっこいい




『わ、私も』




心臓うるさい、とまれ…!!

熱い、恥ずかしい
…でも言いたい




『私もっ…好き』




実弥は満足したような顔をして口付けをした

どちらからともなく離れると、手を取られて手を繋ぐ




不死川「んじゃ行くぞ」









─────

No side









なほ「ねぇ、こっちおいで、いいもの見れるよ!」


すみ「えーなになに」


きよ「わ、風柱様とAさんがぎゅーしてる!!」


なほ「見て、顔すごい近い!!」


すみ「見てるこっちがドキドキするね」


きよ「そうだね」


3人「きゃああああ」


なほ「ねぇ、みた?」


すみ「みちゃった」


きよ「みちゃったね」


なほ「あれ、絵本で見たね」


すみ「あれ、名前なんて言うんだっけ
王子様とお姫様がするやつ」


きよ「キスだよ!!
2人は王子様とお姫様なのかな?」


なほ「王子様とお姫様かぁ…お似合いだね」


アオイ「3人とも、そこで何してるの?」


なほ「な、なんでもないの!」


きよ「うん、ちょっとお話してただけ!!」


すみ「2人とも行こ!!」


アオイ「…?」





なほ「今のは皆に内緒ね!」


すみ「うん、内緒!!」


きよ「内緒ー!!」




この純粋な3人が2人の接吻を見ていたことを誰も知らない




そしてもう1人、蝶屋敷に入ろうとするも踵を返して2人がでで行くのを待った人間がいた




玄弥(兄ちゃんに彼女兄ちゃんに彼女兄ちゃんに彼女兄ちゃんに彼女兄ちゃんに彼女…
しかも相手が俺と同い年!!)




兄があんな顔をして女子を抱きしめているなんて嘘だ、今のはきっと幻覚だ

っと思いながら蝶屋敷を出ていく2人を待ってると2人が手を繋いで出ていったのを見てしまう玄弥

思春期には衝撃が少し大きすぎたようだ

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 宇髄天元   
作品ジャンル:恋愛
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たまきゆら(プロフ) - みぃさん» そ、そんな、ほ、褒めても何も出ませんよ!照れるじゃないですか!期待に応えられるように頑張ります、ありがとうございます! (2019年11月13日 14時) (レス) id: 210adaaa32 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて1から全部読んできました!とても楽しく読んでいます!不死川さん推しなのでまじで嬉しいです!(土下座)無理せず更新頑張って下さい! (2019年11月13日 14時) (レス) id: 55587a9e76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまきゆら | 作成日時:2019年11月13日 0時

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