か な で ろ 弐 【鬼滅の刃】

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『いや、ほんと今日はあなたで良かったです』









柱との任務も5回目

無口とネチネチと続いて正直うんざりしていた私だったが今日の相手は煉獄さんであった





煉獄｢よもや、前の人間と何かあったのか｣


『ちょっと意思疎通ができなかった人と、いちいち言葉が多い人という2連続でしたので…』


煉獄｢あぁ…それはご苦労だったな、響波少女…｣




名前を言っていないのに伝わってるあたりあの二人さすがとしか言えないのだけれど




煉獄｢して、響波少女よ
主な柱の任務についての説明は受けたかね｣


『はい、胡蝶さんから一通り』


煉獄｢うむ、さすが胡蝶だな｣


『胡蝶さんの絶対的信頼感がすごいです』


煉獄｢では担当地区の見回りを行う｣


『はい!!』


煉獄｢ではゆくぞ｣









.









煉獄｢見回り終わったら一緒に朝飯でもどうだ｣


『いいんですか、ぜひご一緒に』


煉獄｢朝から空いてるいい店があるんだ、連れていこう｣


『やった、ありがとうございます』









.









『…！
煉獄さん、西の方角から男女の悲鳴が』


煉獄｢ほんとか！急いで向かうぞ｣




私たちは速度を上げで西の方へ向かう




女｢あなた、あなたあああああ｣




男性の方、間に合わなかったか…！




煉獄｢炎の呼吸、壱ノ型、不知火(しらぬい)｣




スパンっと頸は斬られた




『奥様、ご無事ですか
到着が遅れて申し訳ございません』


女｢あな…た………っ…………｣


『…っ
奥様、旦那様の分まで生きてください…

お腹の子と共に…』


女｢…！｣









.









煉獄｢さあ、遠慮せず食べてくれ｣


『はい、いただきます』


煉獄｢響波少女｣


『はい』


煉獄｢耳がいいってどういう感じなんだ？｣


『そうですね…どういう感じと言われると難しいですね
聞きたくないものまで聞こえたり、人を助けるためになったり色々ですね…』


煉獄｢聞きたくないもの…？｣


『人の怒号や泣き声ですかね
あんまり聞こえて気持ちいいものじゃないです』


煉獄｢…そうか｣


『まぁでも、鬼殺隊入ってこの耳が役立ってるのでいいですけどね』









.









『すみません、奢ってもらってしまって
ごちそうさまでした』


煉獄｢こういうときはいいんだ、それに俺から誘ったしな！
ではまた会おう、響波少女｣


『はい、お疲れ様でした』

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