【JW】花束で彩って【青×緑】 (ページ22)

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おまけページ22

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少し肌寒い空気に目が覚める。

東京で仕事を貰ってるから、毎日は大阪に帰れないけど、それでも神ちゃんとの朝は好きやった。

薄いシーツで精一杯身を包む愛おしい人の頭を撫でる。そろそろ毛布出さないとな。

…コーヒーでも淹れて来ようか。

「どこ行くん…？」

ベットから立ち上がると後ろから眠そうな声。

「ごめん、起こした？」

「んーん、自分で起きた」

そう言って身体を起こすも、まだ頭からシーツを被ったまま。

俺もベットに座り直して、シーツをめくった。

「なんか結婚式のベールめくられたみたい」

「確かに」

寝癖もついて寝ぼけ眼でパジャマ姿。
それでも、微笑む姿は今まで見てきた花嫁さんの誰よりも魅力的やった。

実際にめくったことはないけど、こんな感じなんやろか。

本当に式をあげるとか、そんなん全然考えてへん。
でもこれから先、ずっとこの人を愛することは決まってる。

これからは俺が守っていくという覚悟を持って。

「一生愛することを誓います。」

「ふふっ、俺も誓うで」

なんて、冗談だけど真剣で。

誓いのキスはベットの上で交わした。