4_砂糖灰谷 ページ5
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とりあえず兄弟に見惚れている友達たちにかいつまんで話をし、今日のところは申し訳ないが帰ってもらうことにした
こいつらに関わるとろくな事ないってあらかじめ教えてあげないと
そう意気込んで、2人をキッと睨みつけた
『忘れるわけないでしょ。あれだけ存在感あったヤツを簡単に忘れられるわけない』
「だってさ、竜胆。忘れられなくて寂しかったんだってよ」
「んだよ、まぁAには5年も会えてないし当然か」
『寂しい？いや、そんなこと一言も言ってないんだけど…』
何年経ってようが自分に都合よく解釈することは変わっていないようだ
むしろ今の方がタチが悪い
揶揄ってくるのは本当に昔から人一倍上手いこの兄弟は今も楽しそうに同じ笑みを浮かべていた
「素直になっちゃえよ。オレらも寂しかったしな」
「Aを1人にしちまった事悪いと思ってる。」
今まで何言われても反省の色なし、謝る事なし、自分は悪くないスタンスだったあの灰谷兄弟があやまった？？
しかもものすごく素直になってる…
なんだ、人って誰でも変われるんだね
『…正直に言うと少しだけ。ほんのちょびっとだよ？私も寂しかったよ』
いつも登校してきては揶揄い、私で遊ぶ
そんなところは嫌だったが、ないならないでなんだか物足りなくて
冷たい反応されてもどこか優しく私と話をしてくれた2人が、なんだかんだ言って好きだったから急に少年院に行ったと聞いた時は一人で泣いてしまった日もあった
そう私も素直に伝えると驚いた顔をした2人
次の瞬間には両手を2人に片方ずつ持たれていた
何をするつもりなのかと思っていると急に手の甲に同じタイミングで口付けをした灰谷
突然のことに目を見開くと笑みをまた浮かべる2人
「「もう寂しい思いなんてさせねぇから」」
何年も会っていない間に、色気、身長、男っぽさ
その他もろもろ成長した2人に心が追いつかなく、少し赤くなった頬の熱を自覚しているとそのまま手を引かれ車に乗せられた
どこに行くつもりなのか不安になる私に気づいたのか右隣に座ってる竜胆が教えてくれた
「今からオレらの家に行くから。おばさんには許可貰ってるけど」
『え、家？』
許可貰ってるってなんの許可？
別に2人の家に行くぐらいいつもだったら許可なしっていうか何も言われないのに
なんでなのか考えてる私に今度は左隣の蘭が口を開いた
「今日から一緒に住むから」
『はぁ？？』
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レモン - 面白かったです‼️ 続きが気になる〜😆応援シテマスッ😆 (2022年7月9日 19時) (
レス) @page42 id: 97f09e59d6 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2022年1月31日 18時) (レス) @page42 id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
みく - まじ好き天才ｯ‼️ (2021年12月18日 21時) (レス) @page39 id: c5c2fbaf69 (このIDを非表示/違反報告)
河谷(プロフ) - おにぎり同好会委員長。さん» おにちゃぁん！！ありがと〜！！！文才能力はないのよ🥺 (2021年11月10日 6時) (レス) id: 1007f168b9 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり同好会委員長。(プロフ) - たにちゃぁん！尊いよ！尊い！！尊いぞこれ！！！東リベよく知らない私でもめちゃくちゃ楽しめた！！！甘々や……ラストも尊い………語彙力が……あと文才能力ありすぎ。控えめに言って神だよ。 (2021年11月9日 21時) (レス) id: f1de8a3da7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：河谷 | 作成日時：2021年7月27日 1時
