幼女趣味と天使と 弐 ページ4
「どうかしら?」
『「最っっっ高!!!!」』
私と森さんは同時に叫んだ。可愛い。何においても先ず可愛い。
「では、此方なんかもどうですか?」
「いいね!エリスちゃん、お願い!」
『着て下さい!』
「むぅ…仕方ないわね…」
何故か店員さんも参戦していた。ふっ、エリスちゃんの可愛さにやられたか。
.
ひとしきりエリスちゃんを着せ替えした後、昼御飯を食べる。
「はい!何名様ですかー?」
『三人です』
何か語尾が伸びてるなこの子。
「三名様ですね、かしこまりましたー!御家族でお買い物ですか、良いですねー!」
……ん?
『ご…御家族?だ、誰が?』
「え、貴方がた三人が」
……。
「あ、そう見えますー?いや、妻は恥ずかしがり屋なのでね」
「あら、そうなんですかー!可愛い奥さんですねー!」
『ふわあっつ‼⁇ え、いやいや、違いますよ、何云ってるんですか⁉』
慌てて否定するが、店員さんはクスクスと笑うだけ。エリスちゃんを見ると、先程エリスちゃんの可愛さに負けて買ってあげたタピオカジュースを飲んでいる。
…此処に私の味方はいないのか⁉
「はぁーい、じゃあ此方の席へどうぞー!」
「ああ」
『は…はい……』
席に着き、店員さんが居なくなったところで森さんを問い質す。
『ちょっと、何でさっき夫婦って云われた時に否定しなかったんですか…⁉』
「だって其方の方が面白いし」
「リンタロウの莫迦」
『そうですよ!莫迦なんですか⁉』
私一応君の上司…と落ち込む森さん。
「それに、私としては其方の方が嬉しいのでね」
『は?どう云う意味です?』
「凪、鈍感」
『え?鈍感?』
エリスちゃんがジト目で私を見る。
「そうだねぇ…これは攻略するのは難しそうだ」
「リンタロウきもい」
「非道いよエリスちゃん!」
茶番を始めた二人。確かに可愛いから許せるけどさぁ…。
(はぁ…どうしてあれで気付かないのか…)
(凪が鈍感過ぎるのもあるけど、リンタロウも遠回し過ぎ)
(辛辣だね!)
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白夜の世界 - 2次元大好き野郎さん» コメントありがとう御座いますッ!最高でしたか!よかった!何かちょっとリクと違うかなって思ってたんですけど……嬉しいです! (2019年7月7日 20時) (レス) id: d483191461 (このIDを非表示/違反報告)
2次元大好き野郎 - コメント遅れてしまってすいません!まじ最高です! (2019年7月7日 10時) (レス) id: 6de8be71fd (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - オンさん» 応援ありがとう御座います……!更新頑張ります!遅いけど!出来るだけ!遅いけど! (2019年7月6日 21時) (レス) id: d483191461 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - 白夜の世界さん» はい!大丈夫です! (2019年7月6日 21時) (レス) id: b4cdd55349 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - わたあめさん» は、はい!難しそうですが、頑張ります!太宰さんと太宰さん(黒の時代)逢わせちゃってもいいですか? (2019年7月6日 21時) (レス) id: d483191461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白夜の世界 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nisui03101/
作成日時:2019年4月7日 16時