三十七 本題 ページ37
「A、本題に入っていいか」
「……はい」
エンマ大王さまは机の下から大きな筒状に丸めた紙を取り出すと、私とオロチの前に広げた。
「……地図、ですか」
「その通り。ほんの一部分でしかないが、中心にあるのがこの屋敷だ」
エンマ大王さまは指先で真ん中を丸く囲った。
見る限り本来の地図の役割を果たしているだけではないようだ。
屋敷を囲うように一定の距離を離れて、赤の印がいくつもついている。
「この赤い印は俺らの軍の妖怪たちがいる印だ。前に今世紀最大の危機に陥っていると言ったのは覚えているか」
頷いてみせるとエンマ大王さまは次にオロチさんに尋ねた。
「奴らのことどこまで話した？」
「名と何者であるかのみです」
オロチさんは淡々と答える。
「そうか。ならまずは18年前のことから話そう」
エンマ大王さまは目を瞑ると、思い出すように語り始めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
剣城京菜(プロフ) - あやべえさん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2018年8月25日 20時) (
レス) id: 6021a386db (このIDを非表示/違反報告)
あやべえ(プロフ) - オロチかっこいいですぅ……これからも頑張ってください！応援しています！ (2018年8月25日 9時) (レス) id: af2133f4e4 (このIDを非表示/違反報告)
剣城京菜(プロフ) - kkkkkkkkkさん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2018年8月7日 20時) (レス) id: 6021a386db (このIDを非表示/違反報告)
kkkkkkkkk - 頑張ってください！！応援しています！！ (2018年8月7日 6時) (レス) id: c230d910a2 (このIDを非表示/違反報告)
剣城京菜(プロフ) - 奈乃さん» 頑張ります！！アドバイスもありがとうございます！！ (2018年7月25日 11時) (レス) id: 6021a386db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：剣城京菜 | 作成日時：2018年7月20日 19時
