裁判 39 ページ44
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2012年 12月 10日 03時 20分
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神童教授は黒い化物を見ると、さっきと同じに茜を庇うように立った。
魔女は右手を上げた。
右手の掌には小さい目があった。
上げた右手から強い風が吹き、神童教授達を狙った。
神童教授と茜は吹き飛ばされないように踏ん張った。
風が強いため、茜が着ていた頭巾と服が吹き飛ばされた。
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魔女「………!!」
魔女は茜の姿を見て、目を見開いた。
何故なら、そこにいたのは茜ではなく、天馬だったからだ。
そう、神童教授の考えとは天馬を茜の姿に変装させ、その間に茜を逃がすという作戦だったのだ。
茜から本と頭巾を借り、服は鞄から用意したのだ。
天馬は魔女のその表情を見ると、ニヤリと笑った。
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吹き飛ばされた頭巾は船の手すりにかかった。
その頭巾を船に乗っていた茜が拾った。
茜はタワーブリッジにいる神童教授達を心配そうに見つめた。
茜「神童さん………。」
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魔女「……小賢しい真似をするものだ……。」
神童「俺達の力をあまく見ていたようだな。」
神童教授はそう言い、口角を上げ、ニヤリと笑った。
天馬「お前達の思い通りになんかさせるもんか!!!」
魔女「……………。」
神童「さあ、答えてもらおうか。
お前達……『魔女』とは何者なのか?
何故、山菜さんに危害を加えようとするのか?」
魔女「……フッ………愚かな…。」
魔女は神童教授の言葉を聞くと、見下すように笑った。
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神童「………!?」
神童教授は魔女の様子に目を見開き、驚いた。
魔女「……そんなことよりも……我が身の心配をする事だな……。
……あの女に関わるということが……
どういう意味を持つのか………わかっていないようだ……。」
天馬「ど、どういうことだっ!!」
天馬は震えながら、そう言った。
魔女「……フフフ…………。
お前達は自ら…足を踏み入れたのだ……
『物語』の中へと、な……。」
天馬「『物語』の中へ……?」
天馬は頭に疑問符を浮かべた。
魔女「…いずれわかるだろう………。
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その身をもってな……。」
魔女はそう言い、怪しく笑うと神童教授達の目の前から消えた。
いつの間にか、周りにいた魔女達もいなくなっていた。
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剣城スノウ(プロフ) - 夜神聖香さん» ですよね!私もプレイしてた時ダバダバ涙流しちゃって(汗) (2013年1月2日 10時) (レス) id: d9c0e69bd5 (このIDを非表示/違反報告)
夜神聖香(プロフ) - すみません2でした (2013年1月2日 1時) (レス) id: e71ddd8108 (このIDを非表示/違反報告)
夜神聖香(プロフ) - クリアしました!弁護席に立つ成歩堂と自分の父を重ねてみてたかと思うと泣けて…。最後のお父さんとの背中合わせも泣けました、、(T . T)【1です】 (2013年1月2日 1時) (レス) id: e71ddd8108 (このIDを非表示/違反報告)
剣城スノウ(プロフ) - 夜神聖香さん» ありがとうございます(^_^) (2012年12月30日 23時) (レス) id: d9c0e69bd5 (このIDを非表示/違反報告)
夜神聖香(プロフ) - 剣城スノウさん» はいっ!もちろんです! (2012年12月30日 22時) (レス) id: e71ddd8108 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:剣城スノウ | 作成日時:2012年12月27日 23時