魔女裁判〈イナGO〉 (ページ35)

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裁判 30 ページ35

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2012年 12月 10日 03時 10分

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天馬は神童教授の推測に力強く頷いた。

天馬「そうですよね、こんな事件を起こせるのはさっきの、あいつしかいない気がします！

もっと詳しく調べれば何か手がかりが見つかるかも……!!」

神童「……いや、天馬。今は、警部達のところへ戻ってみよう。」

天馬「……えっ？」

天馬は神童教授の発言を聞き、頭に疑問符を浮かべた。

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天馬「でも、霧野警部は不思議な事故だとしか……。」

神童「ああ。だが、この事故について彼らに確認しておきたいことがひとつあるんだ。」

天馬「先生、それって……？」

神童「そう……それは。

あの車に乗っていたのは、いったい『誰』なのか……ということだ。」

天馬「……あっ！」

天馬は神童教授の言葉を聞き、気づいた。

二人は顔を見合わせ、頷き、事故現場を後にした。

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神童教授達は事故現場の公園から、霧野警部達がいるテムズ川のほとりに移動し、到着した。

神童教授達に気づいた霧野警部は二人に話しかけた。

霧野「どうだった？ただの事故とは言えないだろう？」

影山「さすがの神童教授でもびっくりしましたか？」

影山巡査は、霧野警部に断りなくまた話に割り込んだ為、霧野警部に頭を脳震盪(のうしんとう)
が起こるほどに叩かれた。

影山巡査は目に涙を溜め、叩かれたところをさすっていた。

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神童「確かに、不思議な事故だった。
……運転していた人は無事だったのか？」

霧野「ああ、怪我はたいしたことはない。
超人的に運のいい人だった。

ちなみに。これから連行して、取り調べだ。
合わせるわけにはいかないからな！」

霧野警部は強い口調でそう言った。

神童「……霧野。ひとつ、聞きたいことがある。」

霧野「……なんだ？」

神童「その人物の名前は……

吹雪士郎じゃないか？」

霧野「…………!!!」

霧野警部は、神童教授の発言を聞き、目を見開いた。

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