3話 ページ4
バルディ先生の話になって私の顔が曇った途端、扉からガチャリと音がした。
扉の方を見てみると、校長先生が少し不満気にして立っていた。
「校長先生…。」
呟いた言葉は小さく、絶対とは言えないが校長先生には届いていないだろう。
そう思ったのも束の間。プレイちゃんが声を上げる。
「こーちょーせんせー、なんか鉄みたいなにおいするよ〜？」
鉄の匂い。それはすなわち…血の匂いでもある。
もしかしてブリーに手を上げ…いや、それはないか。校長先生はそこまでやる人じゃない筈だ。
「そうですか…？確かに、ちょっと匂いますね。」
『着替えてきます』と言って校長先生は校長室の奥へと入っていった。
そういえば、バルディ先生に注意をするって…。まさか…？
校長先生は生徒には体罰はしないけど、教師なら別、かもしれない。
いいや、そんな事を思っていたらキリがないな。うん、忘れよう。
「ちわーす。洗浄剤ありますー？」
そう言ってクリーナーさんが校長室の中に入って来た。
クリーナーさんは私達を見ても特に何も言わずに口笛を吹きながら掃除用具入れを探っている。
「校内にそんなに汚れている所なんてあったかな？」
「私が今日見た時にはなかったよー？」
私とプレイちゃんが会話していると、掃除用具入れを探っているクリーナーさんの方から声が。
「血だよ、血。ったく、校長が教師を注意つって殴んのもどうかと思うけどなぁ。」
校長が、殴る。考えないようにしていたのに、その答えが頭の中をループする。
それでもやっぱりという答えなのだが殴るというのは流石に酷すぎる。
もしかしてバルディ先生が殺人教師になったのにはそれも原因であるかもしれない。
「んじゃ、今日の5時間目も頑張れよ。俺も気が向いたら力を貸してやる。」
クリーナーさんはそう言った後に、鼻歌まじりにモップと洗浄剤片手に校長室を出て行った。
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ritongelon(プロフ) - 続き作ってくださいお願いします。 (2022年1月14日 21時) (
レス) id: 84a3fb7672 (このIDを非表示/違反報告)
まチョコ - ………………ｳﾞｯ可愛い。上手い。好み、うん言葉にできねぇ………。好きです！続編?待ってます！主人公ちゃん無事に逃げてくれ…… (2021年11月28日 20時) (レス) @page5 id: b9e98ac7b6 (このIDを非表示/違反報告)
13番(ｻﾌﾞ) - (ﾄﾞｽｯ)← ※(この音は…自分好みの性癖に刺さった音だな(汗))うん､刺さった｡ドストレートに刺さったわヤッベェ(真顔)…あ､お星さま押しときましたった〜☆ (2020年12月26日 0時) (レス) id: a6f2a68fda (このIDを非表示/違反報告)
… - 続きの更新ありがとうございます…｡次の更新も楽しみに待ってます…｡…なんかまた急かしているみたいになってますね…すいません…｡ (2019年1月11日 13時) (レス) id: 08a665f28f (このIDを非表示/違反報告)
… - 続きまだでしょうか…?…あ､急かしているつもりはないのですが…すいません…｡…これからの展開､楽しみにしてます…｡ (2019年1月8日 1時) (レス) id: 08a665f28f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウェルカム | 作成日時：2018年11月28日 21時
