54 ページ5
・・・
「『＿＿ごちそうさまでした。』」
彼女が作ってくれた夕飯を食べ終わり、二人で律儀に手を合わせた。
使ったお皿を洗って水に流していると、今度は横から彼女が顔を覗かせてきた。
『ふふっ、そんなに美味しかった？』
黄「え、なんで？」
『だって、食べてるときからずっと頬っぺゆるゆるなんだもん。』
そう言いながら頬を指でツンツンされる。
むむ、確かに頬っぺゆるゆるかも...
キュッて頬に力を入れたらAに笑われた。
黄「そんな笑わないでよー」
『ごめん、可愛くってつい...っ、ふふっ』
黄「もう...」
僕は楽しそうに笑うAに、先にお風呂に入って早めに寝るよう促した。
きっと引っ越しに買い物に、今日一日疲れてるだろうから。
でも彼女は、僕に言われて浴室へ行きかけ、ふと扉の前で足を止めた。
そのままくるっと僕の方を向くと、困ったように笑って言った。
『あの...私どこで寝たらいい？』
黄「ん？寝室。」
『あれ、でもベッド１つしか...』
黄「ダブルサイズだから二人で寝れるよ。」
『...ぇ、一緒に寝ていいの？』
少し恥ずかしがるかな、なんて思ってたけど、全然。
Aはむしろ目を輝かせて嬉しそうにした。
黄「いいですよ、というか一緒がいい。」
『...！じゃあ私先にお風呂入ってベッド行ってるから！るぅとくんもすぐ来て！』
黄「はーい。」
嬉しそうに尻尾をブンブン揺らしながら浴室へ向かう彼女は、少し子供っぽくて可愛かった。
┈┈┈
夢主ちゃんの前では距離感感じないよう敬語控えめ...にしたいけれど、そうすると大分キャラ崩壊。
むずかしいっw
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ましゅ☆まろ。紫月まろ。(プロフ) - とっても面白いですね！続き待ってます！ (8月2日 21時) (
レス) @page6 id: 8001bcdca9 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - るぅころソーダ@ころんソーダのサブ！さん» コメントありがとうございます！うぅっ、そんなこと言ってもらえるなんて...とってもとっても嬉しいですっっっ泣 (2022年8月21日 10時) (レス) id: ff7d5b9c4d (このIDを非表示/違反報告)
るぅころソーダ@ころんソーダのサブ！ - 続編おめでとうございます！！そしてありがとうございます！！レモンさんの小説どれもすごく好きです！これからも更新無理なく頑張ってください！ (2022年8月21日 1時) (レス) id: f6a2e797a8 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - きゆかさん» コメントありがとうございます！急な夢主ちゃん視点不安だったので、そう言っていただけて凄く安心しました！！ (2022年8月14日 11時) (レス) id: ff7d5b9c4d (このIDを非表示/違反報告)
きゆか(プロフ) - 続編嬉しいです！！ありがとうございます😭✨これからも応援してます、無理せずこれからも頑張って下さい！！！最初から続編最高すぎます💕 (2022年8月14日 10時) (レス) @page3 id: b87ecfae77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レモン | 作成日時：2022年8月13日 22時
