新たな怪盗現る【怪盗レッド】

第五話 双子 ページ7

輝夜side


この人、私と…同じ顔…？

「ドッペルゲンガー…？」


気づいたら声に出ていた。


？「頭が追いついたかしら、私達は同じ顔。ドッペルゲンガーか生き別れの双子なのかは知らないけど…。」


生き別れの双子か…。


なるほどね。
　

この人頭良いな…。


私、そんな事思いつかなかった。


「私には、双子の妹が本当はいるのだけれど、小さい頃に生き別れたのよ。それが貴方、かもしれないって話。」


私？


嘘でしょう？


私が…この人の…妹？


じゃあ…どうして私は誘拐された？


「一つ、疑問があります。どうして私を誘拐したんですか？お金目的ですか？」


「状況の理解が早い、ボスが使えそうと思ったのもわかるわ…」


「え？」


なんのこと…？

「あら…いいえ、違うわ、ボスが使えそうと言ったから、と、いえばわかるかしらね…。」


ボス？

誰それ？


私、これから何されるの？！

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