35話 ページ39
あまりに急だが謎の人物の名前を考えることになった。
貴「…自分で考えればいいじゃんか」
？「いーから早く早く」
貴「うーん…」
悩みながら目の前にいる人らしきものを見る。
髪は漆黒でさらさら、目はルビーのように綺麗な赤色。
身長は高くて(もちろん私の見た目が子どもなのもあるけど)、肌は私よりも白い。
容姿で言ってしまえば完璧に等しいだろう。
性格はあれだとしても。
…ダメだ。よく見れば見るほど腹が立ってくる。
貴「もう“クロ”でいいんじゃないの」
？「テメェ適当だろ」
勿論ですとも。だって眠いもん。
しかも今日は疲れることが沢山あった。
私は後頭部をポリポリとかきながら面倒くさそうにため息をつく。
貴「あ、」
？「何か思いついたか！？」
ふと出てしまった言葉に大きく反応を見せ、顔を近づけてくる。
私は彼の顔を片手で押し戻しながら言う。
貴「“ルーカス”…はどう？」
？「ルーカス…ルーカス…。…ルーカスって光って意味じゃねぇか。オレとは真逆だろ」
貴「いいじゃん。カッコイイよ」
？「、！ …んじゃあそれでいーや」
めでたくルーカスという名前がついたところで私は自分のベットに潜り込む。
時計を見ると既に9時を回っていた。
ルーカス「え、なに。お前もう寝んの」
貴「明日は早いの。それと、私の名前お前じゃないから。ちゃんとAっていう名前があるんだから」
ルーカス「ふぅん」
ルーカスが興味のなさそうな返事をした。
…というか足に少し重みを感じる。体を起こし足元を見る。
そこには黒い赤目の子猫が丸くなっていた。
貴「ちょ、ルーカス何してんの」
ルーカス「何って寝るんだよ」
貴「いややめてよ。」
ルーカス「なんでだよ〜。こんなに可愛い猫じゃないか」
貴「…はぁ、」
もう何を言っても無駄だと感じ諦め再び布団に潜り込む。
明日はアーニャのイーデン校の入学式がある日だ。
明日も頑張ろう、そう思いながら瞼を閉じた。
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アル - めちゃくちゃ面白いです、頑張ってください! (2023年4月5日 14時) (
レス) @page44 id: a6b91f29d4 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 夢主、アーニャ可愛い💞 無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年7月17日 11時) (レス) @page31 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - もっと続きが見たいな。更新頑張ってね (2022年7月3日 14時) (レス) @page30 id: 3d10a0695d (このIDを非表示/違反報告)
みょん - とっても面白いです‼セリフもしっかり抜かさずあるし、めっちゃこういう感じのを求めてました！本当に面白いです‼更新頑張ってください❗ (2022年5月25日 21時) (レス) id: 5858736ed9 (このIDを非表示/違反報告)
__TSUKI__Oo(プロフ) - コメントありがとうございます！初投稿が故に設定を色々ミスしてたみたいです！💦ご指摘ありがとうございます！多分直せたと思います！今後もよろしくお願いしますー！ (2022年5月16日 15時) (レス) id: 0b71cadd58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：__TSUKI__Oo | 作成日時：2022年5月11日 21時
