アーニャの姉は超能力者兼怪盗さん！？

25話 ページ29

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今日は面接の日だ。


アーニャの入学を祝って2日後。


今度は私の面接となった。無事試験の方は合格し今に至る。


お父さんとお母さんはアーニャの面接で色々先生たちとの面識もあるため今回は私が主に話すことになるだろう。


とは言っても…私は知らない人と話すのが苦手な人見知りだ。


朝からため息が物凄い。



貴「はぁぁ…」


ロイド「どうした？A。気分でも悪いか？」


貴「あー、いや…全然そんなことないよ！元気！」


無理にでも作り笑いを浮かべながら支度を終わす。


ヨル「ではフランキーさん。申し訳ございません。アーニャさんのこと、よろしくお願いします」

フランキー「おーう！任せろ！Aちゃん、面接頑張れよー！」

貴「はいぃ…」


フランキーさんはお気楽だな…。

なんて悪いことを考えながら3人で家を出た。



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エバンス先生「どうも、フォージャーさん。」

ロイド「エバンス先生。先日はスワン先生には失礼な態度をとってしまい申し訳ございません。」

エバンス先生「い、いえいえ。それより、アーニャさんのご入学おめでとうございます」


ニコニコとお父さんと会話を進めるおじいちゃん先生。

たしか、ウォルター・エバンス先生だったな。

温厚そうな先生だ。


エバンス先生「では早速ですが、ご両親から見て娘さんはどんなお子さんですか？長所・短所。それぞれお聞かせください。」


ロイド「Aはとても落ち着きがある子です。それと、欲目かもしれませんがとても賢い子です。時折、9歳児とは思えないほどの表情や仕草をすることがあって驚いたりましますね。…あとは、人見知りなところでしょうか。」



お父さんはかなり私のことを分かってくれているらしい…。

“9歳児とは思えないほどの表情や仕草“…か。


気をつけないと。


エバンス先生「ふむ。お母さまからはどうですか？お母さまなりの教育方針などありますか？」


ヨル「えっと…ご存知の通り私もロイドさんと同じくこの子の実母ではありません。この子はいつも冷静に考えて自分なりに行動に起こそうとしていることが多々あります。それを私は妨げないよう、この子がやりたいことを見守りながらやらせてあげたいと思っています。」


ヨル(練習通り、練習通り…)



そう。私はこのイーデン校に、このフォージャー家との家族ではないことになっている。


設定的に言えば、

遠い親戚。。


らしい。

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