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38話 ページ38

「失礼しまーす。」



伊黒君を抱えている為手が空いていない不死川君の代わりに私が保健室の扉を開く。

本当に伊黒君の顔が不服そう。すごい嫌そうな顔してる。



「あら、どうしたの?」



そう言ったのは保健室の珠代先生だった。
そしてその隣に座る愈史郎君からめちゃくちゃ睨まれる。怖い。

てか貴方いつ保健室来てもいるよね。授業とかちゃんと出てるのかな。



「珠代先生と俺の時間を邪魔するな!」

「珠代先生、ちょっと伊黒君を休ませてあげてください。」

「聞いているのかこの醜女!」



愈史郎君がめんどくさいのはとっくに知っている為、彼を空気のように扱うことを心に決めた。


不死川君と伊黒君は私のスルースキルに感動しているのか何とも言えない視線を向けてくる。
きっと感動しているんだよね。きっと。



「おい醜女。お前には耳がついているだろう?なんだ、とうとう日本語も理解できなくなったのかお前は。」


「あ、そう言えば私これから生徒会室に行かなきゃいけないのでこれで失礼します。
伊黒君お大事にねー。」


「待て醜女!お前にはやはり耳がついていないんだな!」



これ以上醜女醜女言われたら私の心がもたないよ。地味にメンタル削られていくんだけど。



てか私がここまで来た意味よ。扉開くくらいしかしてないんだけど。








.








「愈史郎、駄目でしょう。」

「で、ですが…!」




「てかあいつは醜女じゃねェだろ。中身は残念なところもあるけどよォ、顔は良いじゃねェか。」

「珍しく不死川に同感だ。中身はかなり残念なところがあるがあいつ顔は良いぞ。」




「お前達の目は節穴か!?珠代先生ほど美しい人間なんていないだろう!」

「駄目だこいつ話が通じねェ。」

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aya(プロフ) - ラストに向けた展開に心揺さぶられました! (2021年6月8日 2時) (レス) id: 72cb3c8ec1 (このIDを非表示/違反報告)
かすたーど - ヤバっ!トリハダたちました…! (2021年5月16日 13時) (レス) id: 328ef4fff0 (このIDを非表示/違反報告)
- 学園祭のお話がすごーく良かったです!高校時代に戻りたくなっちゃった。茶道部だったから不死川さんにお茶点てて差し 上げたいわ〜。 (2021年3月14日 0時) (レス) id: 7c1fbdaf37 (このIDを非表示/違反報告)
くれ - めっちゃ面白いです (2021年1月2日 17時) (レス) id: f26c98ad88 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の水道水(プロフ) - いやなんかw主人公の実況が好きすぎてw (2020年11月18日 7時) (レス) id: 44bf365a1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白霞 | 作成日時:2020年7月11日 23時

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