27話 ページ27
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「そう言やァもうすぐ文化祭の準備が始まるよなァ…。」
「文化祭…もうそんな季節かぁ。」
もうこの三人組と一緒に登校するのが板に付いてきた今日この頃。
息を吸うように一緒に登校してます。
まだちょっと怖いです。(小声)
「Aと伊黒のクラスは何するんだァ?」
「えーと、焼きそば屋さんだったと思う。」
伊黒君は心底面倒くさそうな顔をして明後日の方向を見る。
そう言えば出し物決める時、伊黒君嫌そうな顔してたなぁ。多分文化祭自体が面倒くさいんだうけど…。
「…まあてめェは料理できるから良いんじゃねぇか?」
「うん。こき使われる未来が見える。」
焼きそばって作るのそんなに手間かからないから良いんだけどね。
文化祭実行委員が仲良い友達だから多分私は死ぬほど働かせられるな。(予言)
「不死川君のクラスは出し物何するの?」
「お化け屋敷だとよ。」
「不死川君より怖いお化けなんていないだろうね。」
「あ''?」
「あ」
反射的に両手で口を塞ぐ。あっぶな。心の声出た。
てかあっぶなじゃない。アウトだわ。
「…てめェ…。」
「は、はいっ」
私はとうとう殺されるのだろうか…そう考えると冷や汗が噴き出す。
怖い怖い怖い。
オーラが怖い。
顔は良い。
「…俺のクラスの出し物、来いよォ?
来なけりゃ…わかってんだろうなァ?」
ガチな目してる。これガチなやつだ。
だって白目ひん剥きそうだもん。小さい子が見たら多分泣いちゃう。
…なるほどね!私を怖がらせようとしてるのね!
大丈夫大丈夫!私をお化けとかは大丈夫な方だから!
と言うか冨岡君は真顔でこっちを見てるだけだし伊黒君に至っては見向きもしてくれない。
これって一緒に登校してる意味あります?
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aya(プロフ) - ラストに向けた展開に心揺さぶられました! (2021年6月8日 2時) (レス) id: 72cb3c8ec1 (このIDを非表示/違反報告)
かすたーど - ヤバっ!トリハダたちました…! (2021年5月16日 13時) (レス) id: 328ef4fff0 (このIDを非表示/違反報告)
巴 - 学園祭のお話がすごーく良かったです!高校時代に戻りたくなっちゃった。茶道部だったから不死川さんにお茶点てて差し 上げたいわ〜。 (2021年3月14日 0時) (レス) id: 7c1fbdaf37 (このIDを非表示/違反報告)
くれ - めっちゃ面白いです (2021年1月2日 17時) (レス) id: f26c98ad88 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の水道水(プロフ) - いやなんかw主人公の実況が好きすぎてw (2020年11月18日 7時) (レス) id: 44bf365a1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白霞 | 作成日時:2020年7月11日 23時