09/29 [msmgn] #d.o.b. ページ33
Setting = 同い年 彼女
#
Mushimegane side
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「――、まじか」
ぽつりと呟いた声は隣にいたゆめまるは勿論、テーブルを挟んで座ってたてつやまで聞こえたみたいで不思議そうな顔でこちらを見ている。
やってしまった、と気付くが後の祭りだ。
「まじかって、何が？」
ゆめまるが何気ない仕草で僕の持っていた携帯を覗き込みながら問いかける。
携帯の画面にはAとのLINEが表示されていた。
「……こりゃラブラブなだけっすわ」
「違うわ！ いや違わんけどラブラブなだけで“まじか”とは言わんわ。」
ゆめまるがニヤニヤと笑いながらてつやに伝えると、僕のツッコミも虚しくてつやにまでニヤニヤが伝染してしまった。おい話を聞け、話を。
「なになに！Aさん？」
「ぽい。内容までは見とらん」
「いや内容が大事やん」
てつやとゆめまるがJKみたいなノリで僕が話し始めるのを待ってる。てつやに関してはワクワクという効果音が聞こえてきそうだ。
…まじ面倒臭いから話さんでおきたいけど、あと数分で“ここに来る”らしいからもう諦めよう。
「……A、こっち来るってよ」
ニヤニヤと笑ってた二人がぴたりと止まる。
あーー。これだから嫌なんだよなあ。
「「Aさん来んの！？」」
キラキラとした表情でこちらを向いた。
僕の彼女、Aはなぜか東海オンエアに気に入られている。
.
「こんばんは〜」
ピンポン、とチャイムが鳴るとてつやが一目散に飛び出していく。
「Aさん！こんばんは！どうぞ！」
…いや僕の彼女なんだけど？
年上だし少しだけでも余裕ぶっていたいから、飛び付いてくてつやを 玄関から少し離れたリビングの扉の辺りから見詰める。
立ってる僕に気付くと、てつやと会話を交わしながらこちらへ歩いてきた。
「太紀、いきなりごめんね」
「…ん」
「会いたくて、」
へへ、と頬をかくAを見てリビングに大集合してた東海オンエア全員の視線がこっちに向いている。
羨ましそうな視線、ヤメロ。
「……ありがと」
「うん！…あ、誕生日おめでとう」
Aの言葉に触発されたように、メンバーからもおめでとうという声が上がった。
「ありがとう、そっち座りん」
テーブルの前にある椅子をひいて座らせると りょうくんが“お茶しかないけど、”と言いながらAに麦茶を出してくれた。
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遊馬(プロフ) - ゆさん» 長い間ご愛読頂き有難うございました！ひとつひとつ時間をかけて生み出したお話を気に入って頂けてとても嬉しいです。またお時間ある時に読み返して頂けたら嬉しく思います…！どうぞこれからもよろしくお願いします。 (2020年2月2日 2時) (
レス) id: fccb4604d0 (このIDを非表示/違反報告)
遊馬(プロフ) - 怜さん» 長い間ご愛読頂き有難うございました！初期の方は見返すと小っ恥ずかしい気持ちになりますが、どのお話も気に入って頂けて作者冥利に尽きます…。これからもどうぞ作品共々よろしくお願いします！ (2020年2月2日 2時) (レス) id: fccb4604d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 完結お疲れ様でした！どの話もとても楽しく読ませて頂きました、、！終わってしまうのはとても悲しいですが、さらにまた読み返そうと思います！新作がもし出来たらすぐに読みに行きます！！ (2020年1月31日 21時) (レス) id: 2e60baebd0 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 完結おめでとうございます！どのお話もとっても好きで、3作ともたまに読み返しています…他の作品の更新も頑張ってください〜！ (2020年1月31日 21時) (レス) id: 291ffdfed4 (このIDを非表示/違反報告)
Flower 328(プロフ) - リクエストありがとうございました♪甘々で溶けました…… (2019年12月6日 9時) (レス) id: 34909526e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊馬
| 作成日時：2019年7月5日 23時
